リヴァプールのモハメド・サラーは来年1月の移籍市場で退団するのだろうか。
2017年にリヴァプールに加入して以降、大活躍を続けてきたサラー。昨シーズンには得点王とアシスト王に輝いてクラブに5年ぶりのプレミアリーグ優勝をもたらすなど、絶対的なエースとして君臨してきた。しかし今シーズン、同選手は不調が続き、ここまで公式戦5得点3アシストと影響力を失いつつある。
これを受け、リーグ戦3試合連続でベンチスタートとなり、3-3で終わった先週末のリーズ・ユナイテッド戦ではベンチで90分間を見守った。この試合後、サラーはインタビューの中で「本当にがっかりだ。ベンチに座っている理由がわからない」などと話し、アルネ・スロット監督との関係性の悪化やクラブへの批判ともとれる発言をしていた。
そんなサラーの来年1月の去就について、イギリス『スカイスポーツ』のカヴェ・ソルヘコル氏は「確信は持てない。主導権はサラーではなく、リヴァプールにある。彼の契約は1年半残っていて、週給は40万ポンド(約8000万円)だ」と話し、同選手の将来を予想した。
「サラーの高額な移籍金を払い、彼のサラリーを払えるクラブがどこにある?サウジアラビアがサラーに興味を持っているのか?もちろんだ。クリスティアーノ・ロナウドがキャリアの終わりに差し掛かっていて、サウジリーグには新たな象徴が必要だ。しかし、サウジアラビアの状況は今変わっている。以前ほど高額な資金を投じてはおらず、より若い選手たちに目を向けている」
「だから、サラーがサウジアラビアに行きたいからという理由でこのような行動をとっているのなら、そう簡単にはいかない。無限に資金を投じる時代は終わった。獲得への興味はあるが、どれだけ強いかは定かではない」
「それに、サラーが"移籍したい。リヴァプールのファンに別れを告げる"と言ってしまったから、獲得を望むサウジのクラブは今より強い立場にいる。しかし、リヴァプールはとても賢く、彼のこのような振る舞いに引っかかるようなクラブではない。選手ではなく、彼らが今この状況の主導権を握っている」



