昨季までリヴァプールを指揮したユルゲン・クロップ氏は、古巣へエールを送った。
2015年10月にリヴァプールの指揮官に就任し、悲願のプレミアリーグ制覇やチャンピオンズリーグ優勝、FAカップとリーグカップ、クラブ・ワールドカップと主要タイトルすべてを手にしたクロップ氏。昨季限りで9年間に及ぶ長期政権が終了し、今年1月からはレッドブル・グループのグローバルフットボール責任者の仕事をスタートしている。
そんな偉大な指揮官が去ったリヴァプールだったが、新たに就任したアルネ・スロット監督の下で絶好調。プレミアリーグでは20試合を終えた時点で勝ち点47の首位、チャンピオンズリーグでもリーグフェーズ首位に立つなど、見事な戦いを続けている。
そしてクロップ氏は、グローバルフットボール責任者就任会見で古巣について言及。「本当にうまくやってくれていて嬉しいよ!」とエールを送った。
「今も何人かと連絡を取っているよ。アルネとはテキストでやり取りしているし、選手たちともね。幸運を祈っている」
「できるだけ試合を観ようと思っている。リヴァプールを応援していなかったとしても、今すぐ彼らを観るべきだね。最高のフットボールだよ。世界で最もバランスの取れたチームだと思う」
なお、クロップ氏が指揮を執っていたリヴァプールと毎シーズンのように激しいタイトル争いを繰り広げていたマンチェスター・シティだが、現在は財務規則違反疑惑に揺れている。プレミアリーグから115件以上の違反疑惑で訴えられており、先日には約3カ月に及ぶヒアリングが終了。一部メディアでは、仮に違反が認められた場合、マンチェスター・Cのタイトルが剥奪され、代わってリヴァプールが優勝扱いとなる可能性も伝えられていた。
その件について問われたクロップ氏は、「もしそうなるならば、行きたい人全員にマジョルカ島への飛行機を予約するよ! ビールは私のおごりだ。祝い事に必要なことは何でもやるね。私の庭でパーティだ! なんてことが起きたら素晴らしいね。正直、私は(マンチェスター・Cの裁判の行方は)まったく追っていないよ」と答えている。




