Mohamed Salah Liverpool vs Leeds Premier League 2020-21Getty Images

王者リヴァプール、昇格組リーズとの壮絶なシーソーゲームを制す!南野拓実は出番なし

現地時間12日、イングランド・プレミアリーグが開幕し、南野拓実の所属するリヴァプールはホームのアンフィールドにリーズ・ユナイテッドを迎えた。

リヴァプール悲願のリーグ制覇で幕を閉じたプレミアリーグが、わずか1カ月余りで早くも新たなシーズンの幕を開けた。無観客のアンフィールドで開幕戦を迎えたリヴァプールは、サラー、マネ、フィルミーノの強力3トップ、主将のヘンダーソン、ファン・ダイクに加え、移籍の噂されるワイナルドゥムが先発し、南野はベンチからのスタートとなった。

ビエルサ監督に率いられ、17シーズンぶりにプレミアリーグへと復帰を果たしたリーズが、王者リヴァプールを相手にどう挑むのかが注目されたが、試合は立ち上がりからリヴァプールペースで進む。

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開始わずか2分、右サイドをドリブルで持ち上がったマネのパスにフィルミーノが抜け出し、エリア内右でGKを引き付けてから折り返す。しかし、これはマネには合わず、リーズがピンチを脱する。

しかし直後の3分、マネのパスをエリア内左で受けたサラーが振り向き様に左足を振り抜くと、これがシュートコースに入ったコッホの腕に当たってリヴァプールがPKを獲得。これをサラーがゴールど真ん中に思い切りよく蹴り込み、リヴァプールが幸先よく先制する。

昇格組にとって、王者に先手を許す状況は避けたかったはずだが、リーズはまったく動揺を感じさせず、すぐに反撃に転じる。迎えた12分、カルバン・フィリップスのロングパスを左サイドで受けたハリソンがカットインして右足を一閃。強烈なシュートがゴール左へと決まり、リーズが試合を振り出しに戻した。

追いつかれたリヴァプールは20分、ロバートソンの左CKに、コッホのマークを振り切ったファン・ダイクがニアサイドに飛び込む。完璧に捉えたヘディングがリーズゴールを破り、リヴァプールが勝ち越しゴールを挙げた。

さらに攻めるリヴァプールは27分、ロバートソンの入れたクロスはカットされるが、このこぼれ球がループシュートのような形にになってリーズゴールを襲う。しかし、これはGKメリエがかろうじてはじきピンチをしのいだ。

攻勢のリヴァプールだが、リーズもパスを繋ぐ能力は高く、臆せず後方からビルドアップしていく。すると30分、GKメリエからのパスをつなぎ、K・フィリップスがDFラインの裏に入れた浮き球パスはファン・ダイクが処理してパスを繋ごうとするも、これを奪ったバンフォードがそのままゴール左へと流し込み、リーズが再び同点に追いつく。ファン・ダイクらしからぬミスからの失点だった。

しかし、このままで終わらないのが王者リヴァプール。33分、左サイドからのロバートソンのFKは一旦跳ね返されるも、こぼれ球をエリア内右で拾ったサラーが左足ボレーで捉える。これがゴール右上へと突き刺さり、リヴァプールが三度勝ち越しに成功した。

リヴァプールが1点をリードして迎えた後半、攻撃の手を緩めないリヴァプールだが、追いつきたいリーズも勇敢にボールを繋いでいく。前半よりもボールポゼッションを高めたリーズは66分、エルデル・コスタがゴール前に入れたパスをエリア内に侵入したクリヒが受け、そのままゴール左へと突き刺しリーズがまたも同点に追いつく。

壮絶な打ち合いとなった試合の中、リヴァプールはヘンダーソンに代えてカーティス・ジョーンズを投入。セットプレーでも強さを見せるリヴァプールだが、リーズも粘り強い守備で耐えるところは耐え、攻めるところは攻めて4点目を虎視眈々と狙う。

しかし、次の1点を奪ったのはホームチームだった。エリア内でこぼれ球に反応したファビーニョがロドリゴと交錯して倒れ、リヴァプールがPKを獲得。これをサラーがゴール左へと沈め、ハットトリックを達成するとともに4-3で4度目のリードを奪った。

アディショナルタイムの4分間、ボールを回して時間を稼ごうとするリヴァプールに対し、必死の攻めを見せるリーズだが、一歩及ばず。逃げ切ったリヴァプールが苦しみながらも開幕戦で勝ち点3を手にした。

■試合結果
リヴァプール 4-3 リーズ

■得点者
リヴァプール:サラー(4分PK、33分、88分PK、ファン・ダイク(20分)
リーズ:ハリソン(12分)、バンフォード(30分)、クリヒ(66分)

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