リヴァプールのOBジェイミー・キャラガー氏が、ユルゲン・クロップ監督の後任について語っている。
リヴァプールは26日、今季限りでクロップ監督が退任することを発表。本人は「クラブのすべてを愛している」と語りつつも、「だが、決断しなければならない時がある。なんと言えばいいだろうか…エネルギーがなくなってきたんだ」とその理由を明かした。シーズン半ばのこの電撃発表は、世界中に大きな衝撃を与えている。
リヴァプールにプレミアリーグ初タイトルやチャンピオンズリーグ(CL)優勝をもたらした名将の退任が発表されたことにより、現地では後任候補について様々な噂が浮上している。そんな中、同クラブOBにして『スカイスポーツ』で解説を務めるキャラガー氏が持論を展開。現役時代の2005年、共に“イスタンブールの奇跡”と呼ばれたCL制覇を成し遂げたシャビ・アロンソ監督が「最有力候補」と語った。
「プレミアリーグやヨーロッパ中を見渡して『誰がリヴァプールにふさわしいか』と考えた時、元チームメイトであるシャビ・アロンソを外すことはできないと思う」
「その1つの理由が、選手時代の功績がリヴァプールでとてもリスペクトされていること。CL覇者であり、常にその格を示してきたし、ワールドカップ王者でもある――だが、これは選手時代の側面に過ぎない。彼が指導を受けた指揮官は、ラファ・ベニテスやジョゼ・モウリーニョ、カルロ・アンチェロッティなど、偉大な指揮官たちである」
「そして今、彼はレヴァークーゼンで疑いの余地なくヨーロッパ最高の青年指揮官であるだろう」
また「もう1人注目しているのは、ブライトンで素晴らしい仕事をするロベルト・デ・ゼルビ」としつつも、シャビ・アロンソ監督を推す理由を説明している。
「最有力候補は間違いなくシャビ・アロンソだ。こう話すのは贅沢すぎることだろうけど、彼がレヴァークーゼンで果たす仕事は本当に素晴らしい。ヨーロッパで唯一、未だ無敗のチームである。道程は長いが、素晴らしい立場にあるよ。これまでの実績、指導を受けた監督、監督キャリアを考えると、疑いようのない最有力候補だ」
2022年10月にレヴァークーゼンの指揮官に就任したシャビ・アロンソ監督。今季はブンデスリーガ18試合(15勝3分け)、ヨーロッパリーグ6試合(6勝)、DFBポカール3試合(3勝)と全公式戦27試合で24勝3分け無敗と圧倒的な成績を残している。





