2019-12-27 Klopp LiverpoolGetty Images

「クロップが退任すれば、シティやチェルシー、ユナイテッドでシャンパンが…」キャラガー氏が指揮官続投を切に願う

元リヴァプールのジェイミー・キャラガー氏は、ユルゲン・クロップ監督が退任すればライバルクラブが喜ぶだけだと主張した。

2015年の就任からチャンピオンズリーグ制覇やプレミアリーグ優勝などリヴァプールに成功をもたらすクロップ監督。しかし今シーズン、多くの負傷者に見舞われるなど、昨年末から調子を大きく落とし、チームは優勝争いはおろか、トップ4争いからも後れを取る。そして、現状を受け、同指揮官の進退が問われる事態に発展すると考えられている。

しかし、リヴァプール一筋でプレーしたキャラガー氏は、イギリス『テレグラフ』内の自身のコラムで「(リヴァプールオーナーの)ジョン・ヘンリーはいつもこのように自問自答している。クロップがリヴァプールから去ったとき、誰に一番利益があるのか?」と綴り、指揮官交代に踏み切るべきではないと主張した。

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「5年間で1度のチャンピオンズリーグ出場のプレ・クロップ時代に戻る可能性があるから、マンチェスター・シティ、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、エヴァートンの役員室ではシャンパンが流れ出すだろう。リヴァプールでは、1991年のケニー・ダルグリッシュや1974年のビル・シャンクリーの退団と比較されるだろう」

さらに、ヴィルヒル・ファン・ダイクやジョーダン・ヘンダーソン不在の影響を強調した同氏は「監督への信頼や信念を失うような過ちをやってはいけない。クロップが出て行く日は、栄華の終わりだ」と主張し、信頼を続けた。

「私の知る限り、クロップに怒っているリヴァプールファンはいない。みんなが彼の功績に感謝を伝え、このタフな時期を乗り越える彼を助けるために、アンフィールドに戻ることを切に願っている。トロフィーをもたらし、ファンとのコネクションを強くしたりと2015年の就任以降、クロップが成し遂げたことをできる人間は他にはいない」

「だから、リヴァプールファンの一員として、このオーナシップが続く限り、他の誰にもこのクラブを率いてほしくはない。例えペップ・グアルディオラだったとしてもだ。クロップのアンフィールドでの純支出は1億1100万ポンドで、同時期のマンチェスター・シティやユナイテッド、アーセナルやエヴァートンよりもはるかに少ない」

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