公式戦4連敗を喫したリヴァプールについて、有力メディア『The Athletic』の記者が分析している。
19日に行われたプレミアリーグ第8節で、マンチェスター・ユナイテッドと対戦したリヴァプール。本拠地アンフィールドでの一戦となったが、4分でいきなり失点する苦しい展開に。猛攻の末に78分にコーディ・ガクポが同点弾を決めたものの、6分後にセットプレーから勝ち越し点を許し、そのまま1-2で敗れた。
開幕から公式戦7連勝を達成していたリヴァプールだが、ここに来て4連敗。プレミアリーグでも、首位アーセナルに4ポイント差の4位まで転落している。そして『The Athletic』のグレッグ・エバンズ記者は、「リヴァプールは今、本格的な危機にひんしているのだろうか？」と題し、以下のように指摘した。
「リヴァプールの連覇は崩れつつあり、アルネ・スロットのチームはまさに危機的状況だ。公式戦4連敗を喫し、かつての圧倒的な強さからは程遠い。3週間前は2位に勝ち点5差をつけていたが、現在はアーセナルに4ポイント差の4位まで低迷した」
「そして傷口に塩を塗り込むように、今回の敗戦はこれまでで最も辛いものだった。ユナイテッドとのライバル関係だけではなく、試合内容の苦戦も憂慮すべきだろう。4試合連続でビハインドを背負い、そこから挽回できることはなかった。昨季は劣勢から何度も勝ち点を獲得してきたが、今のチームはビハインドから巻き返す術を見つけられなくなっている」
そして「この敗戦により、多くの疑問は残されたままだ。そしてスロットは、この長引く不振からの脱却を迫られている。リヴァプールはこの状況をどう変えるのだろうか？ そして、手遅れになる時間が迫っているのだろうか？」と綴っている。
リヴァプールは22日、チャンピオンズリーグでフランクフルトと対戦。その後は25日にブレントフォード、29日にリーグカップでクリスタル・パレスと対戦する。難しい試合が続いていくが、立て直すことはできるのだろうか。