リヴァプールは、フロリアン・ヴィルツの獲得を発表した。
今夏の移籍市場でその去就に大きな注目の集まったヴィルツ。下部組織から在籍するレヴァークーゼンで昨シーズンのブンデスリーガ史上初となる無敗優勝などに貢献したりと、大きな活躍を残してきた。これを受け、今夏の移籍市場でリヴァプールやバイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・シティをはじめとしたビッグクラブからの関心が届き、争奪戦の様相を呈していた。
しかし、この争奪戦は早々に決着。すでにヴィルツと条件面で合意し、レヴァークーゼンとの交渉も順調に進展していたリヴァプールが獲得に前進し、同選手が19日に現地入りして翌20日にメディカルチェックを完了したと伝えられていた。
そして、メディカルチェック終了後の20日、リヴァプールはヴィルツの獲得を発表。公表されてはいないが、両者は2030年夏までの5年契約を締結したと伝えられている。また、移籍金は1億ポンド(約197億円)で最大で1600万ポンド(約31億円)のボーナスが付帯するようだ。
なお、ヴィルツ獲得に掛かった移籍金は、2018年のフィルジル・ファン・ダイク獲得時に支払った7500万ポンド(約147億円)を上回り、クラブ史上最高額に上ると伝えられている。また、移籍金に加えてボーナスが最大額支払われることになれば、チェルシーがエンソ・フェルナンデスを獲得した際に支払った1億700万ポンド(約210億円)をも超える英国最高額を更新することになる。
ヴィルツはクラブの公式ウェブサイトで「とてもうれしいし、とても誇りに感じている。ようやく完了し、僕は長時間この時を待っていた。ようやくだ、本当にうれしい」と喜びを語り、思いを続けた。
「新しい冒険を本当に楽しみにしている。何か完全に新しいことをしたい、ブンデスリーガから離れて、プレミアリーグに行きたいという僕の考えの重要なポイントでもあった。僕がどれだけやれるかこれからわかるだろう。最高のプレーができることを願っている。ここでプレーした何人かの選手たちとも話をして、彼らは僕にとって完璧だと言ってくれた。最初の試合をプレーすることを楽しみにしている」




