現地時間10日、イングランド・プレミアリーグは第24節が行われ、遠藤航の所属するリヴァプールはホームのアンフィールドにバーンリーを迎えた。
アジアカップ敗退によってチームに復帰した遠藤は早くも先発メンバーに名を連ね、マクアリスター、カーティス・ジョーンズと中盤を構成。一方、ゴールマウスはケレハーが守り、前線ではアフリカネーションズカップで負傷離脱したサラーが不在となり、ルイス・ディアス、ヌニェス、ジョタの3人が並んだ。
立ち上がりからボールを保持するリヴァプールに対し、バーンリーはカウンターで反撃。身体能力が高く、突破力のあるトップのフォファナと左サイドのオドベールがリヴァプール守備陣の脅威となっていた。
しかし、先制したのはホームチーム。31分、アレクサンダー=アーノルドの右CKに対して飛び出したGKトラフォードが触れず、後ろにいたジョタが頭で合わせてリヴァプールが先制に成功する。客席が6万人に拡張され、この日リーグ最多となる5万9千人が入ったアンフィールドは大いに沸くこととなった。
先制したリヴァプールだが、まだ安心できる展開ではない。33分には、カウンターから突破を図ったフォファナに対してファールで止めた遠藤にイエローカードが提示される。
なかなか追加点が奪えないリヴァプールに対し、こちらもなかなかチャンスが作れずにいたバーンリーは前半終了間際、右CKをオシェイが頭で合わせると、これがゴール右へと決まってバーンリーが追いついて試合を折り返した。
1-1で迎えた後半、アレクサンダー=アーノルドに代わってエリオットが投入されたリヴァプールは、右サイドバックにC・ジョーンズが下がった。
すると52分、ペナルティーエリア手前で遠藤がボールを奪い返すと、エリア内右で受けたエリオットの折り返しをニアサイドに頭から飛び込んだL・ディアスが押し込み、リヴァプールが勝ち越しに成功する。
再び追いかける展開となったバーンリーは67分、アムドゥニのダイレクトパスに抜け出したフォファナがGKケレハーとの1対1を迎えるが、シュートはゴール右へとわずかに外れた。
決定機を生かしきれないバーンリーに対し、次々にバーンリーゴールへと襲い掛かるリヴァプールは79分、左CKがファーサイドに流れ、拾ったジョタがエリア内右のエリオットに出すと、エリオットのクロスをゴール前のヌニェスが難しい体勢から頭でゴール左へと決め、リヴァプールが3-1と突き放した。
こうなると苦しいバーンリー。8分と長めに取られたアディショナルタイムでは、遠藤、マクアリスター、ロバートソンに代えてクラーク、マコーネル、ツィミカスを投入したリヴァプールがバーンリーの追撃を許さず3-1で逃げ切り、勝点を54に伸ばした。
■試合結果
リヴァプール 3-1 バーンリー
■得点者
リヴァプール:ジョタ(31分)、L・ディアス(52分)、ヌニェス(79分)
バーンリー:オシェイ(45分)





