元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏と元イタリア代表監督のアリゴ・サッキ氏およびマルチェロ・リッピ氏が4日、サッキ氏の生まれ故郷フジニャーノで対談した。
イタリアのカルチョを代表するレジェンド3人が、サッキ氏の故郷フジニャーノのモデルノ・ディ・フジニャーノ劇場に集結。それぞれが自身のキャリアなどを振り返った。
ザック氏はまず、ステファノ・ピオリ率いる現在のミランと、監督就任1年目にしていきなりスクデットを獲得した自身のミランを比較。「現在のチームは非常に若い。私のチームは優勝経験のあるカンピオーネ(王者)たちで構成されていて、私は彼らに刺激を与えるだけでよかった。あの時は7ポイント差から盛り返してスクデットを獲得したんだ」と振り返った。
一方、サッキ氏は子ども時代を回想。「子どもの頃からカルチョが大好きだった。父がいなくなった私を探していたら、バールで試合を見ているところを見つけたそうだよ。ブラジルやレアル・マドリーなど覇権を握っているチームが好きだった」と明かした。
過去に広州恒大や中国代表の指揮官を務めたリッピ氏は、中国サッカーについて言及。破格の年俸で世界中の有名選手が在籍していた数年前との違いに触れた。「現在はまるで20年前に逆戻りしたかのようだ。年俸も含めてすべての規模が縮小した。もはや偉大なブラジル人選手はやって来ない」と述べた。
また、ザック氏は日本代表での指導を振り返り、充実感を口にした。
「日本は以前からアジアの強豪だった。だが1点差での勝利が多かった。しかし私の指揮下では、4、5点取るようになった。私は本当に最高のチームを作り上げることに成功した。みんなで一緒にいることが素晴らしいと感じるチームだった。それに日本の選手たちは、ヨーロッパや南米の選手たちとは違って個人主義ではない。組織で勝利することを好むんだ」
