「僕はW杯でプレーできない運命」大会目前の骨折で落胆のトッティ氏をリッピ氏が回想

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(C)Getty Images
【欧州・海外サッカーニュース】元ローマ(セリエA)のレジェンド、フランチェスコ・トッティ氏のドイツ・ワールドカップ前のエピソードをマルチェロ・リッピ氏が語った。

元イタリア代表監督のマルチェロ・リッピ氏が11日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が主催するフェスティバル・デロ・スポルトに出席した際に、元ローマFWフランチェスコ・トッティ氏の逸話を明かした。

トッティ氏は、1989年にローマの下部組織に入団。以降、2017年に現役引退を迎えるまで、キャリアを通じてローマ一筋を貫いた。ローマのレジェンドはイタリア代表でも活躍。1998年10月のスイス戦でデビューを飾ると、EURO2000で準優勝を果たしたほか、2002年日韓ワールドカップにも出場、2006年ドイツW杯では優勝を飾り、大会終了後にキャリア通算58試合出場9得点の記録を残して、代表引退を決断した。ドイツW杯でイタリアの指揮を執ったリッピ氏は、当時を振り返る。トッティ氏はW杯開催の数カ月前に左足腓骨骨折の重傷を負い、大会出場をもはやあきらめかけていた。しかしトスカーナ出身の指揮官は、ローマのレジェンドの復活を信じていた。

「彼が2月にケガをした時、私は自宅で試合を観戦してその様子を見ていたんだ。明け方の4時半に車に乗り込み、フランチェスコが手術を受けた(ローマの病院)ヴィラ・スチュアートに9時に到着した。彼はうなだれて、『僕はW杯でプレーできない運命なのだろう』とこぼしたので、私はこう答えた。『誰がそんなことを言ったんだ?君は一緒にW杯に行くんだ』とね。彼にとって大きな励ましになったようだよ」

その後、トッティ氏は奇跡的に回復。背番号10を背負ってすべての試合に出場し、4アシストを記録したほか、オーストラリアとの決勝トーナメント1回戦で決勝点となるPKを沈めるなどして、イタリアの4度目のW杯優勝に大きく貢献した。

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