元イングランド代表MFジェシー・リンガードは、FCソウルを退団することを発表した。
マンチェスター・ユナイテッドの下部組織出身で、2014年に同チームデビューを飾ったリンガード。公式戦232試合に出場してヨーロッパリーグ制覇やFAカップ優勝を経験すると、2016年にはイングランド代表にも初招集。2018年ワールドカップでは主力の1人として4位入賞に貢献している。その後はウェストハムやノッティンガム・フォレストでのプレーを経て、2024年2月にFCソウルへと加入した。
イングランドでも大きな注目を集めたFCソウルへの移籍だったが、32歳MFはこれまで公式戦66試合で18ゴール10アシストをマーク。今季のAFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)でも、町田ゼルビア戦(1-1)でアシストを記録するなど主力として活躍を続けている。
しかし、12月10日に行われるACLEのメルボルン・シティ戦がFCソウルでのラストマッチとなる。リンガードは自身のインスタグラムで、2025年シーズンを最後に退団することを明かした。
「FCソウルと前向きな協議を重ねた結果、2025年シーズン終了後、12月10日のラストマッチをもってクラブを退団することで合意した。決して簡単な決断ではない。韓国での時間は、信じられないほど素晴らしかったからね。フットボールも、雰囲気も、このクラブを取り巻く情熱も、どれも最高だった」
「この2年間でみんなからもらった愛情、サポート、感謝の気持ちは、本当に素晴らしかった。ここでプレーできたことは忘れられない経験であり、これからもずっと大切にしていきたい」
「FCソウル、チームメイト、スタッフ、そしてクラブに関わる全ての人へ、初日から僕を信頼してくれて、温かく迎え入れてくれたことに心から感謝したい。このような素晴らしいクラブでプレーする機会を与えてくれたことに、ずっと感謝し続けていくよ」


