パリ・サンジェルマン(PSG)のルイス・エンリケ監督は、チームのエースストライカーであるキリアン・エンバペだけに頼ってはいないと考えているようだ。
エンバペは今季、PSGの一員としてリーグ戦12試合に出場して14ゴールを記録。チャンピオンズリーグでも3ゴールを決めている。ただ、チームで考えると、次に得点数の多い選手であるアクラフ・ハキミやランダル・コロ・ムアニと大きな差がついており、PSGがエンバペの得点力に依存しているといった意見も多く出ている。
リオネル・メッシが21得点、ネイマールが18得点を挙げた昨季とはまったく異なる状況となっているPSGだが、指揮官のエンリケ監督は「エンバペのように17ゴールずつ決める3人のストライカーが欲しいが、それは不可能だ」としつつ、エンバペに頼るだけではいけないと見解を口にした。
「昨年は3人のワールドスターがいて、彼らはもっとゴールを共有していた。得点した選手はたくさんいる。キリアンだけに頼っているわけではないし、他の選手も得点していた。
(チャンスを決め切れていない件について)それはとてもおかしな話だ。私たちにフィニッシュの問題があるなら、他のチームには何があるんだ?1試合3得点のチームが、ニューカッスル戦で10回も明確なチャンスを作った。フットボールはゲームであり、うまくいくときもあれば、いかないときもある。得点のチャンスを作れなければ問題だがね」
最後にエンリケ監督は「我々が支配的であれば、相手にチャンスを与えることなく試合に勝てるだろう」と主張。なかなかうまくいかないところもあるが、ここから上昇気流に乗っていくことができるだろうか。


