かつてアーセナルなどで活躍したサミル・ナスリ氏は、キリアン・エンバペに対し、来夏にレアル・マドリーに向かうのではなくフランスに留まるようアドバイスした。
かねてから相思相愛とされているレアル・マドリーとエンバペは、2022年夏に移籍に限りなく近づいたが、最終的にエンバペがパリ・サンジェルマン(PSG)と新契約を締結して実現せず。ただ、同選手がクラブとの契約延長を拒否していることから、現行契約が満了する2024年夏に再び両者が歩み寄るのではないかと予想されている。
そんな中、フランス代表の先輩でもあるナスリ氏は、『Le10Sport』のインタビューによると、エンバペが来夏、PSGからレアル・マドリーに移籍するという決断を考え直してほしいと願っているようだ。
「いまフランス代表であれ、所属クラブであれ、エンバペは重要な存在なんだ。すでに2年前から私は彼が世界最高の選手だと言ってきた。今でもそう思っている。彼はパリの出身だ。 私が彼の立場なら50回目のチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げるためにレアル・マドリーに行くのではなく、PSGに残るだろう。もし私がマルセイユにいたとき、マルセイユのオーナーがカタールの人だったら私は決して去らなかっただろう。自分の村の王様になったほうがいいと思う」
エンバペはPSGから約束されていたロイヤリティ・ボーナスを見送ることを決め、その見返りとして2024年夏に移籍する際にクラブが邪魔をしないようにすることを話し合ったとされているが、エンバペはどんな選択をすることになるだろうか。




