ニースのフランス代表DFジャン・クレール・トディボが、今夏にマンチェスター・ユナイテッドへの移籍を断った理由を明かした。『レキップ』が伝えた。
現在23歳のトディボは、母国のトゥールーズでトップチームデビューを飾ると、これまでバルセロナやシャルケ、ベンフィカなどでプレーし、2021年からニースで活躍。公式戦100試合以上に出場し、今年9月にはフランス代表デビューも飾った。
そんなトディボは今夏、マンチェスター・U移籍が噂に。ハリー・マグワイアがウェストハムへ移籍した場合、代役として4000万ユーロ(約63億円)の移籍金を用意していると伝えられていた。結局マグワイアの移籍が破談となり、トディボの移籍も実現しなかったが、本人は『レキップ』の取材に対して以下のように振り返った。
「ニースがこの夏に僕を売るはずがないのは明らかだった。(マンチェスター・Uについては)深く考えたし、冷静だったよ。間違った選択はしたくなかった。全貌が明らかになることを期待していた。僕に何を期待しているのか? なぜサインするのか? こんなことを自問自答しながら(新たな)クラブに行くべきではないよ。ニースで何ができるかは分かっているし、なんでここを離れないといけないんだ? すべてが明確でなければならないんだよ」
「(フランス代表でプレーする)可能性を高めるために『“トップクラブ”でプレーするべきかもしれない』と考えなかったといえば嘘になる。でも、ニースだってプレーできれば保証もされるんだ。初めて青いシャツを着てラ・マルセイエーズを歌えたのは、心から嬉しかった。レ・ブルーのシャツを着ることが僕にとっての聖杯と言い続けてきたし、心から誇らしかったよ」


