リヨンは30日、ファビオ・グロッソ監督を解任したと発表した。
現在46歳のグロッソ氏は、現役時代にインテルやリヨン、ユヴェントスなどで活躍。イタリア代表の一員としては2006年のワールドカップ制覇にも大きく貢献した。現役引退後は指導者の道に。イタリアを中心にいくつかのトップチームの指揮を取った指揮官は、今年の9月から開幕以降、成績不振に陥っていたリヨンの監督に就任していた。
ただ、グロッソ監督の下、リヨンは今月初めにレンヌを下して今季リーグ戦初勝利を挙げたが、フランス1部リーグの最下位から抜け出すことはできなかった。先週末にはホームでリールと対戦。この試合も0-2で敗れ、リヨンは12試合を終えて勝ち点7で最下位に沈んでいる状況だった。
この状況を鑑みてリヨンは指揮官交代を決断。グロッソ監督の後任には、アカデミーコーチのピエール・サージュが就任すると発表した。
リヨンは「ファビオ・グロッソ監督と彼のアシスタントたちの就任以来の献身とプロ意識に感謝したい」と声明で述べている。


