レヴァークーゼンは、カスパー・ヒュルマンド監督の新指揮官就任を発表した。
2023-24シーズンに史上初のブンデスリーガ無敗優勝やDFBポカール制覇、ヨーロッパリーグ決勝進出に導いたシャビ・アロンソ監督が今夏に退任したレヴァークーゼン。その後任として、昨年10月にマンチェスター・ユナイテッドから解任されたエリック・テン・ハーグ監督を招聘した。
しかし、今夏にフロリアン・ヴィルツやヨナタン・ター、ヴィクター・ボニフェイス、グラニト・ジャカなど多くの主力を流出したレヴァークーゼンは、テン・ハーグ監督の下でブンデスリーガ開幕から2試合未勝利(1分け1敗)とスタートから躓く。そして、クラブは1日に公式戦わずか3試合で同指揮官の解任を決断した。
9月のインターナショナルブレイクによる中断期間中、レヴァークーゼンは新指揮官探しを敢行。元トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督や元RBライプツィヒのマルコ・ローゼ監督、元レアル・マドリーのラウール・ゴンサレス監督などの名前が候補に挙がっていたが、リーグ戦再開まで1週間を切る中、元デンマーク代表のヒュルマンド監督が新指揮官就任に近づくことがわかっていた。
そして8日、レヴァークーゼンはヒュルマンド監督の就任を発表。両者は2027年夏までの契約を締結した。
スポーティングディレクターのジモン・ロルフェス氏はクラブの公式ウェブサイトで「カスパーは我々の新しいヴェルクゼルフを野心的な国内外の目標を成し遂げるために努力するトップチームに強化するために適切な監督だ」と期待を寄せ、クラブCEOのフェルナンド・カーロ氏は「我々のように新たに作り上げられたチームには明白なガイドラインが必要で、カスパーの透明性やコミュニケーション、共感性のあるスタイルの恩恵を受けるだろう」と語った。
また、ヒュルマンド監督は「私は常にバイヤー04を良く走り、良く構成され、高い野心のあるクラブであると感じてきた。この印象はこの数日間でより強くなった。このようなチームから信頼を得られたことは光栄だ。素晴らしい成功の後、選手たちとともにバイヤー04・レヴァークーゼンの未来を形作るという使命に高いモチベーションを抱いている」と意気込みを語った。



