JリーグYBCルヴァンカップは16日、各地で1stラウンド2回戦の試合が行われた。8試合中5試合が延長戦へ突入する激戦となったが、3回戦へ進出する8チームが出揃っている
1stラウンドでは55チームが7グループに分かれて1試合制のノックアウト方式で戦い、各グループを勝ち上がった7チームがプレーオフラウンドに進出する今季のルヴァンカップ。そして16日には、各地で2回戦の試合が行われた。
明治安田J1リーグで単独首位に立つアビスパ福岡は、敵地で栃木SC（J3）と対戦。開始4分、この日がプロデビュー戦となった21歳FW佐藤颯之介が見事なミドルシュートを突き刺して先制する。しかし71分、屋宜和真のゴールを許して追いつかれた。それでも81分に紺野和也が勝ち越し弾を決め、2-1で勝利している。
柏レイソルは、福島ユナイテッドFC（J3）相手に5分にジエゴ、19分に戸嶋祥郎のゴールで2点をリードしたものの、前半終了間際に矢島輝一の2ゴールを許して追いつかれる展開に。それでも83分に渡井理己が3点目を奪い、3-2で勝利した。また横浜FCは、2-1でギラヴァンツ北九州を下している。
今治FC（J2）と対戦したセレッソ大阪は、12分にヴィトール・ブエノ、15分にジャルンサック・ウォンコーンがネットを揺らして幸先良く2点をリードしたが、32分、34分と立て続けの失点で追いつかれる。すると48分、笹修大のクロスから最後は日野友貴に頭で押し込まれて逆転を許した。それでも、79分に獲得したPKを香川真司が成功して同点に。そして118分、奥田勇斗が強烈なシュートを突き刺して4-3で勝利した。
ガンバ大阪は、水戸ホーリーホック（J2）に1-0で勝利。スコアレスのまま延長戦へ突入したが、99分にファン・アラーノがネットを揺らし、これが決勝点となった。
東京ヴェルディは、ブラウブリッツ秋田（J2）に2-1で勝利。33分に石田凌太郎の先制点を許して追いかける展開となると、後半アディショナルタイムに木村勇大が劇的な同点弾を決めて延長戦へ突入。そして延長後半終了間際に福田湧矢が決勝点を奪った。
FC東京は、J2リーグ2位のRB大宮アルディージャと対戦。後半早い時間帯にマルセロ・ヒアンが先制点を奪ったが、82分に杉本健勇の同点弾を許す。それでも延長戦前半8分、16分とマルセロ・ヒアンがハットトリックを達成。3-1で勝利している。
王者・名古屋グランパスは、カターレ富山（J2）にPK戦5-6で敗退。こちらもスコアレスのまま延長戦へ突入すると、延長前半で1点ずつ取り合う展開に。PK戦へ突入すると、GKピサノ・アレックス幸冬堀尾が富山の1本目をストップ。しかし、4本目をGK田川知樹に止められる。そして6人目が失敗し、激闘の末に敗退が決まった。
■JリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド2回戦
北九州 1-2 横浜FC
水戸 0-1 ガンバ大阪
福島 2-3 柏
秋田 1-2 東京ヴェルディ
大宮 1-3 FC東京
今治 3-4 セレッソ大阪
富山 1(6)-(5)1 名古屋
栃木SC 1-2 福岡