20230528 Leicester City Jamie Vardy(C)Getty Images

レスター、奇跡の優勝からわずか7年で2部降格…指揮官「クラブの全員がひどく悲しんでいる」

レスター・シティのディーン・スミス監督は、プレミアリーグ残留に導けなかったことへの失意を語った。

28日に行われたプレミアリーグ最終節でレスターはホームでウェストハム・ユナイテッドと対戦。降格を免れるためには勝利が必要だったレスターは、34分にハーヴィー・バーンズが先制点を挙げる。62分にはヴォウト・ファエスが追加点を決めると、ウェストハムの反撃を1点で抑えて2-1で逃げ切った。

しかし、17位エヴァートンもボーンマスに勝利したため、レスターは降格圏から脱出できずに18位でシーズンを終えた。この結果、岡崎慎司やヌゴロ・カンテ、リヤド・マフレズらを擁して成し遂げた“奇跡のプレミアリーグ優勝”からわずか7年での2部降格が決まった。

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試合後、ブレンダン・ロジャーズ監督の後を引き継いで最後までプレミアリーグ残留に向けてチームを指揮したディーン監督は、イギリス『スカイスポーツ』で「今日は最高のパフォーマンスだった。勝利にふさわしかったが、クラブの全員が降格圏から抜け出せなかったことをひどく悲しんでいる」と話し、以下のように続けた。

「私が呼ばれたときは8試合を残す状況で、11ポイントが必要になると思っていた。そこから2ポイント足りない9ポイントを獲得して終わり、残留のためにはやはり11ポイントが必要だった。リーズ戦やエヴァートン戦を振り返ることにもなるが、この結果は長いシーズンを通してのものだ。オーナーやスタッフ、選手たちのことを残念に思う」

「エヴァートンが得点したことを知らなかったし、知りたくもなかった。私はこの試合に勝つことだけを考えていた。しっかりとプレーすることだけを望み、我々はそうしていた」

降格の理由について問われたスミス監督は「7週間の暫定監督の私に対する質問だとは思わない。我々には11ポイントが必要だと感じていたから、私も自分の役割を果たせなかった。リーズ戦、エヴァートン戦で2ポイントを失ってしまったんだ。クラブによる分析が行われると思うが、この結果には失望している。私は7週間で8試合を指揮し、プレミアリーグ残留を託された。残念ながら少しばかり期待に応えられなかった」とコメントした。

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