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レスター・シティ、ヴァーディ2発もトッテナムに逆転負け!CL出場権を逃す

現地時間23日、イングランド・プレミアリーグは最終節が行われ、レスター・シティはホームのキング・パワー・スタジアムにトッテナムを迎えた。

前節、チャンピオンズリーグ出場権を争うチェルシーとの直接対決に敗れ、5位に転落してしまったレスター。たとえこの最終節でトッテナムに勝利を収めたとしても、3位チェルシーがアストン・ヴィラ、4位リヴァプールがクリスタル・パレスにそれぞれ勝利した時点で、来季のCL出場を逃すこととなる。

非常に厳しい状況で最終節を迎えたレスターだが、まずは自分たちが勝利することが前提条件。立ち上がりから積極的な入りを見せ、ボール保持で上回るトッテナムに対し鋭い速攻でシュートまで持ち込む。

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すると迎えた15分、エリア内に切り込んだヴァーディがアルデルヴァイレルトとの接触で倒される。そのままプレーは続いたが、VARの結果、接触があったとしてレスターがPKを獲得。このPKをヴァーディ自ら沈め、ホームのレスターが先制する。

幸先よく先制したレスターだったが、21分にアクシデントが発生。フォファナが無念の負傷で涙ながらにピッチを去り、メンディとの交代を余儀なくされた。

それでも28分にはレスターに決定機。レギロンのバックパスをイヘアナチョがゴール前で奪うが、軸足を滑らせたシュートはゴール左へと大きく外れてしまう。

1点を追うトッテナムはなかなかケインにボールが収まらず、ソン・フンミンのスピードを生かすような場面もなく、シュートチャンスを作ることができない。

すると迎えた41分、右CKをファーサイドで受けたドハティのシュートはゴール前のンディディが頭でブロック。このルーズボールに反応したソン・フンミンがエリア内右から折り返すと、ゴール前のこぼれ球に反応したケインが鋭いボレーで押し込む。これがGKシュマイケルの股を抜き、トッテナムが同点に追いつく。

最初の枠内シュートで追いつかれたレスターは後半、勝ち越しゴールを狙って再び攻勢に出る。迎えた51分、マディソンのスルーパスに抜け出したヴァーディがダビンソン・サンチェスと接触して倒れ、レスターに再びPKが与えられる。蹴るのはもちろんヴァーディ。きっちりとゴール右に決め、レスターが2-1と勝ち越しに成功する。

反撃に出たいトッテナムは57分、高い位置でパスミスを奪ったソン・フンミンからのケインにパスが渡るが、ペナルティエリア手前からの左足シュートは大きく枠を外れる。

62分、マディソンを下げてペレイラを投入したレスターに対し、トッテナムは68分にデレ・アリとベルフワインを下げてモウラとベイルを投入する。74分には左サイドを抜けたソン・フンミンの折り返しにゴール前のベイルが反応するも、ここは手前でソユンチュがクリア。

耐えるレスターだが迎えた76分、ソン・フンミンの左CKを、パンチングではじこうと飛び出したGKシュマイケルだが、上手くはじくことができず、ボールはそのままゴールへ。守護神のオウンゴールにより、レスターは再び同点に追いつかれてしまう。

勝つしかないレスターは80分、オルブライトンを下げてペレスを投入。しかし焦りからか攻撃の精度を欠き、逆にトッテナムがカウンターからチャンスを作り出す。迎えた87分、ベイルのパスに抜け出したソン・フンミンがエリア内で受けヒールパス。スイッチしたケインがDFをかわし、引き付けてから戻したボールをベイルが押し込んでトッテナムが3-2と逆転に成功する。

こうなると苦しいレスター。残り僅かな時間であと2点が必要となり、CKの際にはシュマイケルも攻め上がって点を奪いに行くが、リヴァプールのアリソンのような奇跡はそうそう起こるものではない。終了間際には逆にカウンターからベイルが一人で持ち上がってゴールを決め、終わってみればトッテナムが4-2と快勝。逆転負けを喫したレスターは5位でシーズンを終えることとなった。

■試合結果
レスター 2-4 トッテナム

■得点者
レスター:ヴァーディ(18分PK、52分PK)
トッテナム:ケイン(41分)、OG(76分)、ベイル(87分、90+6分)

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