チャンピオンズリーグ(CL)でバイエルン・ミュンヘンを破る快挙を見せた後、ボローニャに敗れて来シーズンのCL出場権獲得が遠のいたラツィオについて、イタリアメディア『スカイスポーツ』が19日、分析を行った。
ラツィオは、ホームで行われたCLラウンド16のバイエルンとのファーストレグで1-0と勝利。絶頂を味わった後、ボローニャとのリーグ戦では1-2の敗戦を喫した。「ヨーロッパでは異なるラツィオ」の姿を見せていたことについて、イタリアメディアは「CLは与え、CLは奪う」と指摘。「まるで称賛と失望の間で揺れ動く振り子のようだ。ラツィオは、わずか3日間でバイエルン戦の偉業に沸く歓喜からボローニャ戦後の後悔だらけで物議を醸す沈黙へと変わった」と短期間での転落を振り返った。
今シーズンは開幕直後からリーグ戦につまずき、依然として8位に沈むラツィオ。CLで好パフォーマンスを見せてきた一方、セリエAでは低迷が続くが、「これが危険な習慣になりつつある。来シーズンもCLの舞台へ戻ろうと野心を持つ者にとって、当然、うれしいニュースではない」などとイタリアメディアは主張している。
ただ、ボローニャ戦では「少なくとも前半は見せ場がなかったわけではない」と分析。「だがカップ戦による疲労と(マウリツィオ)サッリのローテーションの駒が少ないことの代償を払った」と述べ、後半のパフォーマンス低下の背景を綴った。CL出場圏内の4位アタランタやボローニャとは8ポイントの差に広がっており、「木曜日の(第21節)トリノ戦に勝てなければ、4位の目標をほぼあきらめることになる」と次戦が正念場であるとの見方を示した。
ただ、MF鎌田大地が所属するチームには好材料もある。「サッリは苦い思いはしていても、それほど心配はしていない」と指摘。なぜなら「彼のチームはパフォーマンスの面で良い兆しが見えている」からだ。ラツィオの「獲得ポイントは不十分だが、自信に関しては不十分ではない」と主張。「数人の選手が個人レベルで成長」を見せていることを背景に挙げた。チーロ・インモービレの復帰に加えて、グスタウ・イサクセンが才能を「開花させている」として注目。「カリアリ戦やバイエルン戦で決定的な役割を担ったうえ、ボローニャ戦でも得点を挙げ、(マッティア)ザッカーニの不在を嘆かせていない」と若き才能に期待を寄せた。
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