現地時間12日、イタリア・セリエA第12節では、鎌田大地の所属するラツィオとローマによるローマ・ダービーが行われた。
勝ち点16で10位のラツィオと、同17で7位につけるローマ。どちらにとっても上位浮上のキッカケとなるダービーだが、チャンピオンズリーグのフェイエノールト戦で先発した鎌田はベンチスタート。セリエAでは8試合先発がない状況が続いている。
最初のチャンスはローマ。5分、右クロスをルカクが頭で合わせるも、これはゴール上へと外れる。さらに13分、左クロスのこぼれ球をカルスドルプがシュート。GKがはじいたボールをクリスタンテが押し込むも、これは戻りオフサイドによりノーゴールとなった。
ラツィオの反撃は24分、右サイドからの横パスを受けたルイス・アルベルトが右足ダイレクトで狙うと、巻いたシュートが右のポストを直撃。前半終了間際には43分、エリア内右に走り込んだグエンドゥシの折り返しをゴール前のL・アルベルトが合わせるも、抑えが利かずゴール上へと外してしまう。
互いに無得点のまま迎えた後半も、ダービーらしい中盤での激しい攻防が続く。ラツィオは65分、ペドロとカタルディを下げてイサクセンとベシーノを投入。しかし、ベシーノは75分にロベラとの負傷交代を余儀なくされる。
ラツィオは何度かインモービレにいい形でボールが入りかけるものの、ローマも相手のエースに対してはきっちりと警戒し、チャンスを与えない。それはルカクに対するラツィオ守備陣も同じであり、互いにシュートチャンスの少ない展開となった。
やや膠着した展開を打破するため、ラツィオは82分、フェリペ・アンデルソンとマルシッチに代えて鎌田とヒサイを投入。ローマも同じタイミングでディバラとボーブを下げてレナト・サンチェスとアズムンを投入する。
中盤ではなくウイングの位置に入った鎌田だったが、短い出場時間でゴールに迫るような仕事はできず。最後までスコアは動かず、今季最初のローマダービーはスコアレスドローに終わった。
■試合結果
ラツィオ 0-0 ローマ




