Ciro Immobile Claudio LotitoGetty

新体制のラツィオ、34歳の主将インモービレは今夏に退団へ…選手とクラブの双方の希望か

ラツィオの主将FWチーロ・インモービレが今夏、イゴール・トゥドール新体制が発足したチームを退団する意思を示していると、イタリアメディア『スカイスポーツ』が18日、伝えている。

2016年夏、トリノからラツィオに加入すると、8シーズンにわたって主力として活躍し、2020年にはゴールデンシューを獲得したインモービレ。だが34歳を迎えた今シーズンはフィジカルトラブルやチームの不振もあって思うような成績を残すことができておらず、ルチアーノ・スパレッティ率いるイタリア代表の招集メンバーからも外れた。

ラツィオ通算206ゴールを挙げ、クラブの歴史を刻んだFWではあるが、最近は前任のマウリツィオ・サッリやクラブとの関係がうまくいかずに悪化の一途をたどっていた。そんな中、成績不振によりサッリは退陣。チームがイゴール・トゥドール新監督の下で再出発して新たなサイクルのスタートを目指す中、34歳FWのシーズン終了後の退団が濃厚となっている。

以下に続く

イタリアメディアは「ハッピーエンドの雰囲気は漂っていない」と報道。クラブと選手の双方に「共通して別れの意思がある」と伝えた。ただイタリア人FWは、ラツィオと年俸が500万ユーロ(約8.1億円)近くに上る2026年までの契約を結んでおり、両者の間での合意が必要となる。

なおインモービレの新天地を巡っては、昨夏も囁かれたサウジアラビアのほか、かつての恩師である現インテル指揮官シモーネ・インザーギとの再タッグの可能性も指摘されている。今後の動向は注目されるところだ。

広告