現地時間7日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)はグループステージ第4節が行われ、グループEでは鎌田大地の所属するラツィオがホームのスタディオ・オリンピコに上田綺世の所属するフェイエノールトを迎えた。
フェイエノールトのホームで行われた第3節では、3-1でホームチームが勝利し、後半途中から出場した上田に対して、鎌田は最後まで出番がなかった。この試合でも上田はベンチからのスタートとなったが、鎌田は先発メンバーに名を連ねた。
開始わずか30秒、突破を図ったザッカーニに対してニーウコープがファールで止め、キックオフから1分足らずでイエローカードが提示される。
早い時間帯にカードが出ると、警告の基準が低くなり荒れた展開にもなりかねないが、両チームとも高いインテンシティは保ちながらも危険なプレーは少なく、拮抗した攻防が続く。
21分に頭を打ったニーウコープに代わってトラウナーを投入するアクシデントのあったフェイエノールトだが、ボール保持で上回り、徐々に試合のペースを握っていく。31分には、ティンバーのスルーパスに抜け出したヒメネスがエリア内左からダイレクトで左足を振り抜くと、GKプロベデルが触って右のポストを叩いた。
守勢に回り、なかなかチャンスを作れずにいたラツィオは前半終了間際、ラツィオの攻撃をフェイエノールトが阻止してカウンターに出ようとしたところ、ベシーノが奪い返して逆カウンター。最終ラインが揃いきれてない瞬間を見逃さず、フェリペ・アンデルソンの浮き球パスに抜け出したインモービレが飛び出したGKバイロウをかわして無人のゴールに流し込み、ラツィオが先制して試合を折り返した。
後半、1点を追うフェイエノールトが前半同様にボールを保持してラツィオゴールへと迫る。守勢の続くラツィオは53分、鎌田を下げてグエンドゥシを投入。鎌田は鋭い出足でボール奪う場面があったものの、攻撃面では見せ場を作ることができなかった。
ラツィオはさらに63分、インモービレとザッカーニを下げてCL2試合連続ゴール中のペドロとカステジャーノスを投入。フェイエノールトもトラウナーとパイションを下げてジャハンバフシュ、イバヌセッツを投入し点を取りに行く。
ベシーノとヒサイを下げてペッレグリーニとロベラを投入し、逃げ切りも視野に入れ始めたラツィオに対し、フェイエノールトはバイタルエリアまでボールを運べるものの、ゴール前でエースのヒメネスになかなかいい形でボールを供給することができない。
点が欲しいフェイエノールトは81分、ティンバーとゼルーキを下げてミランボと上田を投入。上田を前線でヒメネスと並べ、同点ゴールを狙う。一方のラツィオはルイス・アルベルトが右のもも裏を痛めるが、すでに交代枠を使い切ってしまったためテーピングを巻いてプレーを続行する。
アディショナルタイムの6分間でフェイエノールトが猛攻を仕掛けたものの、最後までゴールを割らせなかったラツィオがイタリアらしく“ウノゼロ”で今季CL2勝目を手にした。
■試合結果
ラツィオ 1-0 フェイエノールト
■試合結果
ラツィオ:インモービレ(45+1分)




