ラツィオのアンジェロ・ファビアーニSD(スポーツディレクター)が24日の新選手入団会見に出席し、日本代表MF鎌田大地を獲得した際の舞台裏に言及した。
昨シーズン限りでフランクフルトを退団した鎌田を巡っては、ベンフィカやドルトムント、アトレティコ・マドリーなどからの関心が伝えられたほか、ミランとは合意報道まで流れた。しかし、幹部の退任により補強方針を変更したミラノのチームとの契約サインは実現せず、今月に入ってセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチの代役を求めるラツィオへ加入した。
ラツィオのファビアーニSDは、鎌田の入団会見に同席して日本代表MFの獲得を振り返った。
「正直言うとカマダには少しヤキモキさせられたよ。彼を巡って、山ほどの移籍話が報じられていたからね。数多くのクラブの名前が挙がっていて、中には重要なクラブもあった。イタリア国内においても北の方のクラブがあったね…」
昨シーズンはリーグ2位の好成績を収めたラツィオ。ファビアーニSDは、チーム内の和を重視しており、補強の際は選手の内面を選考基準の1つとしていた。
「ラツィオが個人のためにあるのではなく、各選手がラツィオのために尽くさなければならない。この考え方を間違えたら未来はない。サッカークラブで働くという意味を十分に理解していないと言えるだろう。新選手たちを選ぶ際、我々が主に心配していたことはメンタル面と性格だ。昨シーズンに偉業を成し遂げたロッカールーム内に、まだ未成熟で問題となるような選手はいらない」
「カマダについても、我々はメンタル面やラツィオへ来てプレーしたいかどうかを、かなり注視していた。彼は他の選手たちと同じく、ある段階からローマの街とラツィオを強く望んでくれた。これは我々にとって大きな喜びとなった。クラブの代表として彼に感謝したい」


