ラツィオに所属するMF鎌田大地について、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が9日の特集でこの半年間を振り返った。
直近の公式戦5試合で出番が訪れず、ポジション確保に苦戦する鎌田。そんな元フランクフルトMFについて、イタリア紙は「トップ補強から控えへ…忘れられたカマダ」の見出しでスポットライトを当てた。マウリツィオ・サッリ監督のチームが3戦未勝利で成績不振に陥る中、「ラツィオの危機においてすら居場所を見つけることができていない」などと現状に警鐘を鳴らした。
そして昨夏を振り返り、「愛媛出身の27歳はヨーロッパで新たなテストを受けるためにフランクフルトを契約満了で退団し、セルゲイ・ミリンコヴィッチ(サヴィッチ)のポジションを務めるためにローマへやって来た」と回想。「ラティーナとの親善試合でスタメン起用されてゴールを挙げ、リーグ戦の最初の4試合でも先発した」と綴った。
続けて初期は「軍曹(ミリンコヴィッチの愛称)が務めていた中盤の右」でプレーし、「ナポリ戦では3ポイントをもぎ取る決勝点を挙げた」と振り返る。しかし、その後については「リーグ戦においてより守備に貢献できる(マテオ)ゲンドゥージが好まれたが、日本人選手はチャンピオンズリーグ(CL)においてレギュラーの座をキープした」と評している。
だが「戦術的なバランスの問題により、カマダとルイス・アルベルトの中盤での共存は難しい」とされ、CLにおいても出番を失うと、「日本人選手はこうして魔法使い(ルイス・アルベルトの愛称)の控えとなった」と分析。「ラツィオにおける道のりは(負荷がかかる)上り坂」となり、「今年1月は彼の名前がメルカートに出回ったが、新たな居場所が見つかることはなかった」と指摘した。
今後について、ラツィオとの1年契約は6月末に満了を迎えるが「これまでの経緯を見る限り、(鎌田が)契約延長オプションを行使することは難しい」とも。その行き先について「将来は(ラツィオとは)別の場所にある。おそらくスペインだろう」と主張した。
ただ「それまでの3カ月、カマダは新たなチャンスを待つこととなるが、バイエルン・ミュンヘンとの2度の対戦も研究している」などと綴り、今後のパフォーマンスに関心を寄せた。また「彼のラツィオでのシーズンはこのまま終わりとするべきものなのか? 本当にサッリのチームにカマダはまったく必要ないのか? 」などと疑問を提起している。
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