ラツィオに所属するMF鎌田大地の動向について、イタリア紙『クオティディアーノ・スポルティーヴォ』が1日、注目した。
昨夏、ラツィオに加入したものの、ライバルとのポジション争いに苦しみ、出番を失っている鎌田。そんな元フランクフルトMFについて、イタリア紙は「カマダは残留…(クラウディオ)ロティートは彼が除外されたことに意見を述べる」との見出しをつけ、これまでの動向を追った。
「テベレ川の対岸では、ローマがメルカートを生かして実に5つの取引を実行し、イメージチェンジしたのに対し、同じ街のラツィオ側では、特別な動きはなかった」と分析。ただ、マウリツィオ・サッリのチームは「カマダに関する状況を整理しなければならなかった」と指摘し、今冬の移籍市場で退団の可能性も囁かれた鎌田に注目した。
「(新天地への)適応は複雑となり、時と共に解決するどころか、日本人選手の出場機会は直近の4試合で0分にまで減少し、悪化していった」とイタリア紙は振り返る。「サッリはウディネの試合のハーフタイムに彼を外し、その後は360分間連続でベンチに置いたままにした」が、「ロティート会長は、そんな状況をよく思っていなかった」と指摘した。
なぜなら「クラブは選手(鎌田)のことを信じている」からだと説明。このため「クラブのナンバーワンは、自らを見失ったMFが自分自身を取り戻せるよう、自陣の指揮官に対して意見を述べた」と伝えた。今冬、マルセイユやガラタサライ、ミランなどへの移籍のうわさ話が囁かれた鎌田。「1月の退団候補のように見えたが、MFに対するオファーはフォルメッロに届かなかった」。
■違いを作り出せる選手であることを示す必要性
しかし「選手の夢はラ・リーガでプレーすることだ」とも主張。レアル・ソシエダやバレンシアから問い合わせがあったことを紹介しつつ、「退団は6月まで先送りされただけかもしれない」との見解を示した。ただ、「彼は違いを作り出せる選手であることを、ラツィオのファンへ示す以前に、自分自身に示さなければならない」と綴り、今後の活躍に期待を寄せた。
さらにイタリア紙は「サッリはポジションを補強するためにも、(鎌田との)早い別れを期待していただろうが、これからプランを変更しなければならない」とも指摘。そのうえで「ウィングの補強が失敗するなら、この新たなポジションで起用されない可能性も否定できない」と述べ、鎌田が手薄となっているウィングで起用される可能性も示唆した。


