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Ciro Immobile scores Lazio BayernGetty Images

貧しいカルチョが傷ついた巨人に勝利、なぜラツィオはバイエルンに勝てたのか…伊紙分析

MF鎌田大地が所属するラツィオは、チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16でバイエルン・ミュンヘンに先勝。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が15日に勝因を分析した。

ラツィオは14日、CLラウンド16のファーストレグでバイエルンをホームに迎えると、スコアレスで迎えた終盤、チーロ・インモービレのPKにより先制に成功。ダヨ・ウパメカノの退場で10人となった相手に1-0と勝利を収めた。なお、鎌田は終盤の81分から試合終了までプレーしている。

イタリア紙のステファノ・アグレスティ副編集長は、そんなラツィオの勝利について「ラツィオとイタリアのカルチョによるレッスン…アイディアがお金に勝った」との見出しで注目した。

昨シーズンはヨーロッパの舞台でインテル(CL)やローマ(ヨーロッパリーグ)、フィオレンティーナ(カンファレンスリーグ)が決勝進出を果たしていることも踏まえて「(イタリア勢は)カンピオーネ(王者)を引き抜かれても3大会の決勝に進出した」などと綴り、キム・ミンジェやマタイス・デ・リフトを引き抜いたバイエルンに「今回はラツィオがレッスンをした。他のチームは資金潤沢で強いが、我々はどんな相手とでも戦える」と主張している。

ラツィオはバイエルン戦で「議論の余地がなく、ふさわしい結果を得た」ものの、当初は「ピッチ上の名前や力を見る限り、試合にならないように見えた」と指摘。特にウパメカノの退場後、バイエルンのセンターバックは元ナポリのキム・ミンジェと元ユーヴェのデ・リフトだったことに目を向けた。

「2人の退団は、資金力でかけ離れたクラブに対する抗しがたい敗北」であり、それも「中堅クラブではなく、ナポリやユーヴェのようなイタリアのビッグクラブ2チームから引き抜き、我々の元で好きな選手を買っていくような相手と、どのように競えるのか」との懸念があったことに触れた。

■“貧しいカルチョ”の勝利

そんな中、ラツィオの武器となったのが「アイディア」だった。アグレスティ記者は「アイディアによって、お金でよじ登れない場所へたどり着けることがある」と強調している。「ラツィオは、戦術的に完璧で欠点のない並外れた試合をプレーした功績がある」と試合を分析した。

一方で、マウリツィオ・サッリ監督やクラウディオ・ロティート会長が「バイエルンは強いが無敵ではない」などと述べ、チームに「信頼の言葉」をかけたことも「偉業が生まれる」のきっかけとなったと指摘した。また、バイエルンはリーグ戦でライバルのレヴァークーゼンに敗れた直後とあり、「傷ついた巨人だった」が、「ラツィオはそこにつけ込むことができた。賛辞を贈るべきだ」としている。

最後にイタリア紙の記者は、「当然だが、ラツィオのベスト8進出は難しいままだ。むしろ極めて難しい。だが、この勝利は我々の“貧しいカルチョ”の現在進行形の成長を認めるものだ」と締めくくった。

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