Daichi KamadaGetty Images

CLアトレティコ戦で先発の鎌田大地、失点に関与して62分に途中交代…ラツィオは終了間際のGK弾で追いつく

19日のチャンピオンズリーグ・グループE第1節、ラツィオはホームでのアトレティコ・マドリー戦を1-1のドローで終えた。MF鎌田大地は先発出場を果たし、62分にピッチから下がっている。

スペイン屈指の強豪チーム、アトレティコをオリンピコに迎えたラツィオ。4-3-3のシステムで鎌田を左サイドハーフに据えた同チームは前半、ボールを保持して攻勢を見せ続ける。DFとMFのライン間でパスを引き出そうとする鎌田は12分にミドルからゴールをうかがったが、これはアトレティコ守護神オブラクのセーブに阻まれた。

ラツィオが優勢なのは明らかだったが、しかしスコアを動かしたのはアトレティコの方だった。29分、パブロ・バリオスが思い切りよくミドルを放つと、ペナルティーアーク付近の鎌田が不用意に出した左足に当たってコースが変わる。GKプロヴェデルがこの変化に反応し切れず、ボールは枠内に転がった。

ビハインドを負ったラツィオは32分、ペナルティーエリア内の鎌田があとはボールを押し込むだけという決定機を迎えるものの、これはヴィツェルの好守に阻まれゴールはならず。その後は5バックのアトレティコの守備に苦しみ、0-1のまま試合を折り返している。

後半は一転してアトレティコが攻勢に出て追加点を狙う。それでもラツィオは55分、オブラクのパスミスからインモービレがシュートまで持ち込んだが、これは惜しくも同GKのセーブに遭った。

サッリ監督は62分に交代カードを2枚切り、鎌田とフェリペ・アンデルソンを下げてイサクセンとゲンドゥージを投入。鎌田はシュートを打った場面とアトレティコのゴールに関与した場面以外、大きな存在感を放つことができなかった。ポジショニングが良くてもパスが来ないことも多々あり、まだラツィオに適応中であることを感じさせている。

モラタにポスト直撃のシュートを放たれるなど苦しんでいたラツィオは、この選手交代の後に少し盛り返したものの、やはりアトレティコの堅守を崩し切ることは難しい。だが、アディショナルタイムにドラマが待っていた。95分、セットプレーの流れから攻撃参加していたプロヴェデルがヘディングシュートを突き刺し、ついにオブラクの牙城を崩すことに成功。ラツィオがGKのゴールによって土壇場で同点に追いつき、試合終了のホイッスルを迎えている。

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