大不振が続くチェルシーについて、英『スカイスポーツ』の記者が今季残された試合でやるべきことを提言している。
トーマス・トゥヘル監督を9月に解任し、ブライトンからグレアム・ポッター監督を引き抜いたチェルシー。しかしプレミアリーグ28試合で11勝8分け9敗と苦しみ続け、4月に2度目の指揮官交代を決断。後任には、クラブのレジェンドであり、2019年7月~2021年1月まで指揮を執ったランパード監督を今季終了までの契約で招聘した。
しかしランパード監督体制でも浮上のキッカケは見出せず。クラブ史上初めて新監督就任から公式戦5連敗を喫すると、2日に行われたプレミアリーグ第34節でもアーセナルに1-3と完敗。これで公式戦6連敗となり、浮上のキッカケをつかめず苦しい状況が続いている。
そんなチェルシーに対し、『スカイスポーツ』のジョー・シュレッド記者は「ランパードは、肥大化したチームの中でプレーレベルの低いスターについて厳しい決断を下す時が来た」とし、持論を展開した。
「暫定指揮官は復帰から6連敗を見守ってきた。次節ボーンマス戦では、勝利を求めて思い切った行動に出ても文句は言えないだろう。来季チェルシーにいることはない。だが現役時代にそうしてきたように、ランパードがクラブのためにできる最善の行動は、来季に向けていくつか基盤を整えることである」
「チェルシーは夏に調整が必要なほど肥大化しており、このレジェンドは残り数週間で選手を選別することができる。マテオ・コヴァチッチの契約は残り1年となるが、更新はほぼ進んでいない。エンゴロ・カンテとセサル・アスピリクエタの契約は残りわずかだ。代わりにミハイロ・ムドリクやノニ・マドゥエケなど、彼の後任監督が中心としたい選手にフォーカスできるはずだ」
「もしランパードが野心あふれる若手選手に信頼を寄せるのであれば、彼も同様に報われることになるかもしれない」
勝ち点39のまま、1試合消化の多いクリスタル・パレスにもかわされて12位まで転落したチェルシー。7位アストン・ヴィラとは15ポイント差と来季の欧州カップ戦出場権獲得が絶望的になった今、チーム選択において大きな決断をすべきなのだろうか。
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