ラス・パルマスとテネリフェが、eスポーツプロジェクトのために日本を訪問した。
ラ・リーガのクラブであるラス・パルマスとテネリフェは2日、日本で開催された東京ゲームショウ2024に参加。デジタル・エンターテインメント分野において最も重要なイベントの一つでもある場で、政府機関であるICEX(スペイン貿易投資庁)が率いる代表団とともに、eスポーツ分野におけるアジアでの拡大戦略を深めた。
また、日本大使館で開かれたミーティングにも参加し、当該分野の専門家たちとも知見を交換。ブランドの認知度を高める機会を得るとともに、今回の訪問は国際展開戦略の重要な一歩となっている。
クラブ別では、ラス・パルマスはゲームコミュニティとeスポーツ競技分野の促進を図るだけでなく、テレビゲーム分野における若手の育成にも重点を置いているとのこと。育成のためのプラットフォーム構築のベンチマークとして、地位を固めることができたと報告されている。
一方のテネリフェは、社会的・教育的な観点から、技術開発のための重要なツールとしてテレビゲームおよびeスポーツを重視。カナリア諸島政府の支援を受け、同クラブはデジタルスキル開発を促進するプロジェクトを推進し、その活動を国際展開していくとしている。
テネリフェ財団のロドリゲス・プラタ理事は「特にカナリア諸島で私たちが協力しているグループの間で、インクルージョンと技術的スキルの開発を促進するツールとして、ビデオゲームとeスポーツの利用を促進したいと考えています」と、描いているプランを説明した。
ラス・パルマスのeスポーツプロジェクト責任者であるイェレイ・サンチェス氏も「これはUDLP(ラス・パルマス)とそのeスポーツプロジェクトにとって重要な一歩です。国際シーンで地位を確立するだけでなく、ゲームコミュニティとの繋がりを強化し、ビデオゲーム界で才能ある人材を育成し続けることができるからです」と、日本訪問の意義を振り返った。




