レアル・マドリーに所属するヴィニシウスが、エル・クラシコで受けた人種差別被害について語っている。スペイン『マルカ』が伝えた。
今シーズン公式戦14試合で9ゴール5アシストと絶好調のヴィニシウス。もとよりドリブル突破やボールコントロールの質などでポテンシャルの高さは評価されていたが、昨季まで課題として指摘されていた得点力までも身に着け、手の付けられない存在となっている。
21歳にしてチームの攻撃をけん引する中心選手の1人となり、24日に行われたラ・リーガ第10節バルセロナ戦にも先発し、87分までプレーして2-1での勝利に貢献した。しかし、その試合では交代で退いた際にスタジアムに居たファンから人種差別的な罵声が浴びせられる様子がカメラに収められていたという。
このことについて問われたヴィニシウスは、厳罰を求めると強調しながらもリアクションを起こさなかった理由を明かした。
「二度と同じことを起こさないように、厳しい罰を受けるべきだと思う。その時は試合に集中していたから何も言わなかったんだ」
また、自身が受けていた大きな期待についてもコメント。ヴィニシウスは「プレッシャーは大きすぎたよ。これだけ若い選手にあんなプレッシャーがかけられるのは見たことがなかった」と振り返りつつ、それほど気にしていなかったと語った。
「僕はいつも大人しくしていて、何を言われても気にしなかった。今だって自分が世界一だなんて思っていない。クラブや周囲にいる人のいうことしか聞かないよ」
ヴィニシウスの変化の要因については、2021-22シーズンから指揮官に就任したカルロ・アンチェロッティ監督の指導が挙げられることが多い。指揮官からは、厳しくも期待に満ちた言葉をかけられていたようだ。
「彼はいつも集中するよう言ってくれる。僕は時々それを欠いてしまうけど、絶えず思い出させてくれるんだ。シャフタール戦で彼の思惑から外れることをしたときには『君がまたそんなことをしたら外すぞ』と言われたよ」




