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ビジャレアルvsバルセロナのアメリカ開催中止が決定…選手をはじめスペイン国内からの反発を受けてラ・リーガが決断

ラ・リーガは、ビジャレアルvsバルセロナのアメリカ開催の中止を発表した。

大きな議論を巻き起こしていたラ・リーガのアメリカ開催。先日には12月に予定されているビジャレアルとバルセロナによるリーグ戦がアメリカのマイアミで開催されることが発表された。また、欧州サッカー連盟(UEFA)もこの要請を「例外的に」許可したと発表していた。

しかし、スペイン国内では多くの反発の声が上がっている。バルセロナのフレンキー・デ・ヨングはアメリカ開催への反対の立場を明確にし、ハンジ・フリック監督は「うれしくはない」とコメント。さらに、スペインの選手会は先週末のラ・リーガの10試合でキックオフ後の15秒間をプレーしないという形の抗議を行うことを各クラブの主将と合意していた。

これを受け、ラ・リーガは21日に大きな決断を下す。声明の中で「ラ・リーガはマイアミでのラ・リーガ公式戦のプロモーターとの協議の結果、この数週間にわたってスペイン国内で巻き起こる不確実性により、このイベントの開催を中止する決断を下したことを発表する」と伝え、以下に続けた。

「ラ・リーガは、スペインのフットボールを世界中に広げるための歴史的かつ前例のないこの機会を象徴するこのプロジェクトを前に進められなくなったことをひどく残念に思う。国外で公式戦を開催することは、国際的な成長のための非常に大きな一歩になり、アメリカのような戦略的な市場でクラブの国際的な存在価値や選手の地位、スペインのフットボールの見通しを高めるはずだった」

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