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人種差別被害に遭ったヴィニシウス、SNSで思いを綴る「子供だったのは本当に残念。法改正を願う」

レアル・マドリーFWヴィニシウス・ジュニオールは、セビージャ戦で受けた人種差別を非難。一方で、セビージャが該当者をスタジアムから追い出したことを称賛している。

レアル・マドリーは21日、セビージャとのアウェイゲームで1-1のドローに終わった。しかしこの試合の85分、ヴィニシウスは相手守備陣ともみ合いに。するとスタンドにいた一部のセビージャファンは、人種差別的なジェスチャーを見せている。

この後セビージャ側はすぐに該当者を特定、スタジアムから退場させたようだ。しかし試合後、ヴィニシウスは自身のSNSに思いを綴った。人種差別的なジェスチャーを見せた1人が子供であったことを悲しみ、さらに被害にあったのは19回目であると主張。そしてスペイン当局に対し、二度とこのようなことが起きないよう対策を講じることを求めた。

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「セビージャの迅速な対応、スペインサッカー界がこれを罰したことは称賛する。しかし残念なのは、今回は子供によるものだった。僕はその子供の人種差別的な行為を映像で見た。教育する人がいなかったのはとても残念だ。僕はブラジルの教育に投資しているが、こうした姿勢の子供を生まないために多く投資しているんだ」

「今回の人種差別主義者の顔は、ウェブサイトの至る所に貼り出されているが、スペイン当局は自らの役割を果たし、法律を改正してくれることを願う。このような人々は刑事的にも罰せられなければならないと思う。そして、それが2030年のワールドカップに向けた素晴らしい一歩にもなるだろう。僕も協力する。繰り返すようで申し訳ないが、今回の暴言は僕にとって19番目のエピソードだ」

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