Jose-mourinho(C)GettyImages

モウリーニョがクリスティアーノ・ロナウドを活躍させた方法を明かす「戦術的な調整をして、彼を幸せにする」

ジョゼ・モウリーニョ氏は、レアル・マドリー時代のクリスティアーノ・ロナウド(現アル・ナスル)について語った。

モウリーニョ氏は2010年から2013年までレアル・マドリーのヘッドコーチを務め、2010-11シーズンにはコパ・デル・レイを、2011-12シーズンにはラ・リーガの優勝を果たし、欧州3大リーグ制覇を成し遂げた史上初の監督となった。ただ、2012-13シーズンには無冠に終わると、シーズン終了後にクラブ側と双方合意の末に退任が決まった。

そんなレアル・マドリー時代、モウリーニョ氏はC・ロナウドも指導していた。『the FIVE』のYoutubeチャンネルに登場したモウリーニョ氏は、「(彼を)指導するということはないと思う」と述べつつ、C・ロナウドについての思いを口にしている。

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「あまり教えることがない。ハッピーにするためにすべきことは、戦術的な観点から、サッカーのアイデアから、選手が力を発揮できる環境を作ることなんだ。彼はマドリーで左ウイング、右ウイング、ドリブル、攻撃、相手を倒すといったウイングだった。その後のキャリアにおいて、マドリーで彼はよりゴールを量産する選手になった」

続けて、C・ロナウドがスコアラーになった瞬間を回想した。

「実際、彼がストライカーとして初めてビッグマッチに出場したのはカップ戦決勝のレアル・マドリー対バルセロナだったが、延長戦で見事なヘディングシュートを決めた。おそらくそのとき初めて、人々は彼が単なるウイングではなくゴールスコアラーになれると感じただろう。モチベーションを与える必要はない。野心を与える必要もない。テクニックを与える必要もない。戦術的な調整をして、彼を幸せにするんだ」

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