ブラジルのパルメイラスは、レアル・マドリーにFWエンドリッキを2024年末まで引き留めるよう説得するため、最後の一押しを計画しているようだ。『ESPN』が伝えた。
現在17歳のエンドリッキは2022年12月にレアル・マドリーと契約を結び、今年7月に18歳になるタイミングでパルメイラスを離れ、レアル・マドリーに合流する予定となっている。
ただ、『ESPN』のアレックス・カークランド氏によると、パルメイラスのレイラ・ペレイラ会長はエンドリッキの代理人に2024年12月までブラジルに滞在する意思があるかどうか尋ねているようで、レアル・マドリーのチーフスカウトが今週ブラジルを訪れるタイミングでプランの変更を働きかけたいと考えているようだ。チーフスカウトは今週エンドリッキと代理人に会う予定で、水曜日に開催されるパルメイラス対ポルトゲーザの試合も観戦すると伝えている。
カークランド氏によると、パルメイラスにとって状況が厳しいことは承知しているものの、12月までエンドリッキを引き留める希望は捨てていない模様。ペレイラ会長はレアル・マドリーのチーフスカウトとこの問題について直接話し合う予定で、パルメイラスにとってもレアル・マドリー側がこの移籍に関してまだ背負っている分割払いが話し合いにおいて何らかの影響力を持つことに期待しているという。
カルロ・アンチェロッティ監督は土曜日の記者会見で、「彼が来ればトップチームの一員になれる。記者は将来のことをよく口にするが、私が見ているのは明日の試合だけだ。月曜に何が起こるかなんてわからないよ!」と語っているが、パルメイラスの要請は果たして通るだろうか。


