レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は、ナポリ戦でマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に輝いたジュード・ベリンガムをOBのジネディーヌ・ジダン氏と比較した。
レアル・マドリーは29日、チャンピオンズリーグ(CL)第5節でナポリと対戦。ナポリに先制点を許す難しい展開となったが、ロドリゴが同点弾を奪うと、ベリンガムにも得点が生まれて前半のうちに逆転することに成功した。後半も一度は試合を振り出しに戻されたが、そこから2つのゴールを奪って4-2で勝利を収めた。
試合後、アンチェロッティ監督はMOMに輝いたベリンガムと現地で観戦していたジダン氏の比較について問われ、自身の見解を口にした。
「2つの異なる世代を比較するのは難しい。私が見ているのは(ベリンガムの)ボックス内に侵入する能力だ。ジダンにはそれがなかった。ベリンガムにもジダンが持っていた個々のクオリティはない。しかし、それがモダンフットボールなのだ。モダンフットボールには、ベリンガムのようなフィジカルに優れ、ピッチの広範囲を素早くカバーできる選手が必要なのだ」
また、アンチェロッティ監督は「彼は毎日、どの試合でも驚かせてくれる。私たちだけでなくみんなを驚かせているね。ベリンガムにはフットボールの才能がある。監督もチームメートも喜んでいるし、ファンも喜んでいる。そういったポテンシャルとポジティブなイメージを持った選手を見ることができて、誰もが喜んでいるんだ」とベリンガムを称賛。今後の活躍にさらに期待しているようだ。


