レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は、スペイン検察当局に脱税の容疑で4年9カ月の実刑判決を求刑されたようだ。『ESPN』が伝えた。
水曜日に発表された声明の中で、マドリードの地方検察は2014年から2015年にかけて100万ユーロ(約1億6000万円)を超える肖像権の収入に関し、2件の租税詐欺でアンチェロッティ監督を告発した模様だ。声明によれば、アンチェロッティ監督は所得税の申告において”他の団体に譲渡した肖像権の利用に対応する所得を隠していた"という。また、検察は「スペイン財務省は漏れていた賃料と所得、還付金を考慮して発生した損失を106万2079ユーロ(約1億7200万円)と計算した」と付け加えた
近年では2016年にリオネル・メッシが税金詐欺で有罪判決を受け、21カ月の実刑判決を避けるために罰金を言い渡された。また、クリスティアーノ・ロナウドも2019年に不正行為を認め、1900万ユーロ(約30億9000万円)の罰金を支払うことに同意している。
『ESPN』はアンチェロッティ監督の代理人に連絡を取ったが、代理人はコメントを拒否したと報道。今後の対応が注目される。
