Florentino-Pelez(C)GettyImages

レアル・マドリーのペレス会長、UCLの新方式を批判「UEFAは改革を起こす気がない」

レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長は土曜日、欧州スーパーリーグ(ESL)の必要性と、UEFAのチャンピオンズリーグ(CL)の新方式への批判を述べた。

レアル・マドリーの年次総会で80分に渡り行われた演説。ペレス会長は休眠状態にあった欧州スーパーリーグのプロジェクトの支持を改めて表明した。

「スペインだけでなくヨーロッパ全体で、サッカーはあらゆるレベルで前例のない組織的な危機に瀕している。状況は深刻であり、変わらなければ私たちの今のサッカーは生き残れない。1番の問題、それは主催者がファンのことを考えていないことだ。欧州サッカーはUEFA会長(アレクサンデル・チェフェリン)のものではないし、スペインサッカーはラ・リーガ会長(ハビエル・テバス)のものではない」

欧州サッカー連盟(UEFA)が2024年に導入するCLの新方式は、グループステージ制を廃止、新たに4クラブが参加するリーグ戦に変更するという内容だ。また、スーパーリーグについてはここ最近取り沙汰されることがなかったが、ペレス会長は次のように述べている。

「スーパーリーグはこれまで以上に必要だと感じる。ファイナンシャル・フェアプレーの尊重が必要であり、クリアな統治機構が必要だ。スーパーリーグの主な目的はヨーロッパの大会を強化することにある。各国内リーグと互換性があり、実力主義の大会だ。

しかし、UEFAの幹部は全く逆の方向に進んでしまっている。彼らの新方式は、試合数が増えるだけで興味が薄れる不合理な大会になるだろう。ファンや選手の要求、クラブのニーズを考慮していない。UEFAは改革を起こす気がない。成長し続ける他のスポーツ、とりわけアメリカンスポールの脅威に対処する方法を知らない。無敵と思われた大企業が、結局は適応できずに倒産した例を我々はたくさん見てきたんだ」

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