バルセロナ期待の新星FWヴィトール・ロケは、4日に行われるラス・パルマス戦でデビューを飾る可能性があるようだ。『ESPN』が伝えた。
18歳にしてブラジルのアトレチコ・パラナエンセで公式戦54試合出場17ゴールを記録し、昨年にはブラジル代表デビューも飾ったロケ。母国の英雄ロナウド・ナザーリオ氏とプレースタイルが似ていることから“ニュー・ロナウド”とも呼ばれる同選手は、昨年7月に2024年夏からバルセロナに加入することが発表されていた。
しかしバルセロナがファイナンシャル・フェア・プレー（FFP）の問題を解決したことで、ロケの加入が半年間前倒しに。2024年1月からプレー可能となり、昨年12月27日には新天地に到着したことが発表されていた。
そして期待の18歳は、4日のラ・リーガ第19節ラス・パルマス戦でデビューを飾る可能性があるようだ。チャビ監督はリーグへの登録が間に合うことを期待している。
「（ロケは）メンバーに入るだろう。登録されることを願っている。もう数時間の問題だ。彼とは一歩ずつ歩んでいくつもり。まだ18歳の少年であり、今すぐ責任を負わせるわけにはいかない。しかし、彼は（プレーする）準備ができているし、トレーニングも順調だ。プロフェッショナルでありすぐに新しい環境に適応できるが、我々は慎重になるよ」
「彼は（ロベルト・レヴァンドフスキと）完璧にプレーできる。ワイドでも9番でもね。レヴァンドフスキ、フェラン（トーレス）、ジョアン（フェリックス）、ラフィーニャ、ラミン（ヤマル）といったフォワード陣の競争相手となる。これは大きなプラスだ」
その上で、チャビ監督はロケがスペインに馴染むのに手助けが必要だと明かしている。
「（サッカーコーディネーターの）ボージャン（クルキッチ）が彼の適応を助けている。ラフィーニャも同じブラジル人としてガイド役を買って出てくれるし、（ロナルド）アラウージョもポルトガル語を話す。彼はまだ若いが、我々がサポートするつもりだ。アタックとディフェンスで求めていることをビデオセッションで正確に見せている。とてもうまくいっているよ」