バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は、『ナイキ』と新たな契約を結んだことを喜び、経済的な改善に加え、商業資産が解放されることを強調した。
バルセロナは21日、クラブの株主総会で賛成419票、反対27票、投票なし22票という結果により、アメリカのスポーツ用品メーカーである『ナイキ』との新たな契約を承認。長期契約を結ぶことが決まった。
今回の決定に際してラポルタ会長は、「これは、クラブの現在と将来の存続にとって非常に重要な問題だ」主張。続けて、「この契約は、バルサとスポーツ産業のリーディングブランド間において新しい戦略的パートナーシップと協力モデルを確立するものだ」と語り、今回の契約の重要性を説明した。
ラポルタ会長はさらに、「この契約は、私たちの最も重要な目標であるクラブの経済回復の完了に大きく貢献するものだ」と現在クラブ創立125周年を迎える時期に歴史的な契約で強化されることの意味を説明。「会員の負担を求めることなく、また組合所有モデルを危険にさらすことなく実現できる。数字の面だけでなく、バルサとナイキの関係やシナジーの面でも、あらゆる意味で以前の契約を改善するものなんだ」と喜びを明かしている。
契約の詳細については、「クラブの資産使用に対するスポンサーシップ支払いの質的・量的な飛躍を超えて、今後数年にわたって支払いが増加していく。サッカークラブとスポーツウェアブランドの間で交わされた最高の契約だ」と語ったラポルタ会長。近年、厳しい経済状況が伝えられていたバルセロナだが、今回の契約により状況が大きく変わっていくかもしれない。


