Joan-Laporta(C)GettyImages

財政難に陥るも状況は好転中?バルサ会長は正しい方向に進んでいると強調「3年間の成長は客観的な事実」

バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は、3年前に会長に選出された時よりもクラブがはるかに良い状態にあることを明かした。

2003年から2010年までバルセロナの会長職を務めていたラポルタ氏は、3年前にビクトル・フォントを抑えて会長職に復帰。今週の木曜日で会長職に再任してから3年が経つ。

昨季、バルセロナは2019年以来となるラ・リーガのタイトルを獲得したが、今シーズンはピッチ上でのパフォーマンスが低下。加えて、ラ・リーガが課す年間支出限度額2億400万ユーロ(約330億円)を超過したままだ。それでも、ラポルタ会長はクラブが正しい方向に向かっていると述べ、賃金負担の軽減やアカデミーからの選手の台頭などが2度目の就任の遺産だと『Diario Sport』で強調した。

「私が会長を務める栄誉ある取締役会と私は、我々が成し遂げた仕事を非常に誇りに思っている。間違いなく、バルサは正しい道を歩んでいる。組織は強固で、クラブはよく組織化されており、才能と勇気とプロ意識をもって私たちは事態を収拾し、クラブの回復を助けた。私たちが選出された2021年3月の状況を思い出す価値がある。クラブの自己資本はマイナスで、負債は天文学的で、短期的な要素が大きかった。民間企業なら倒産していただろう。しかし、私たちはそのような脅威から逃げず、勇気ある決断を下した。クラブの全スタッフの協力がなければ、クラブを難破船から救うという"奇跡“は起こらなかっただろう」

「この3年間の成長は客観的な事実だ。収入面では明らかな改善が見られ、スポーツ選手への給与は削減され、2020-21年度には総収入の98%を占めていたものが、2023-24年度には57%となり、UEFAが推奨する割合の下限ゾーンに入った。それと同時にラ・マシアで育まれた若い才能にしっかりとコミットすることで、トップチームの価値は飛躍的に高まった」

ラポルタ会長はまだやるべきことがあると認めながらも、バルセロナがカンプ・ノウの再開発に着手し、2026年までに完全に完成させるという未来に期待を寄せていることを語っている。

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