バルセロナのフレンキー・デ・ヨングは多くの移籍の噂が取り沙汰されているが、長期的な将来はバルセロナにあると考えているようだ。『El Periodico』が伝えた。
現在26歳のデ・ヨングは、2019年にアヤックスからバルセロナに移籍。中盤の中心選手としてチームを支え、昨季はクラブのリーグ優勝に貢献した。そんなデ・ヨングはここ数年、常に移籍の噂が絶えなかった。昨夏にはマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が間近に迫り、ジョアン・ラポルタ会長によれば、クラブは今年も1億ユーロのオファーを拒否したという。
デ・ヨングは『El Periodico』の取材に対し、現在はバルサ残留を改めて希望していることを明かした。
「僕はいつもバルサにいたいと思っていた。最初の数年間はラ・リーガで優勝したこともなければ、チャンピオンズリーグで勝ち進んだこともなかった。コパ・デル・レイで1回勝っただけ。バルサで成功するために、僕には多くのことが残されていた。そして、夏にチームが向上していることもわかった。レベルの高い選手たちがやってきたし、続けたかったんだ。夢に描いたクラブだし、生涯ここにいたい。突然去ることはしたくなかったんだ」
昨夏にデ・ヨングの売却を示唆する憶測が流れた背景にはバルセロナの資金調達の必要性があったのだが、デ・ヨングは「もしかしたら、クラブは僕を売ってそのお金を手に入れるのが良いと考えたのかもしれない。でも、僕は去りたくなかった。それは常に明らかだった」と、移籍をしなかった理由を告白。今後もバルセロナでプレーし続けたいという考えを強調した。


