現役時代にバルセロナやヴィッセル神戸でプレーしたボージャン・クルキッチ氏は、以前に精神的な問題を抱えていたことを告白した。
バルセロナ下部組織で驚異的な結果を残し、2007年のトップチームデビューから当時の同クラブ最年少得点記録や最年少ラ・リーガ100試合出場記録を達成するなど、将来のスターとして大きな期待を集めたボージャン。しかしその後は出場機会を減らし、2011年に退団することに。その後はローマ、ミラン、アヤックス、ストーク、マインツ、モントリオールと世界中のクラブを渡り歩くと、2022年に神戸で現役を引退している。
そんなボージャン氏だが、バルセロナでプレーしていた時代はメンタルヘルスの問題に悩まされていたようだ。近日公開予定のドキュメンタリーで、不安のためにキャリアを中断したことを明かした。
「僕は多くの秘密を抱えて生きてきた。それは僕が直面しなければならない問題であり、その弱さを見せたくなかった。トレーニングに行き、強い自分を見せ、家に帰ってから両親やその時一緒にいた人と経験したんだ」
「チームメイトは僕がユーロ・カップでのプレーを諦め、困難な状況にあるのを見ていた。 しかし、彼らは僕が経験したプロセスがどのようなものであったかを理解していなかったと思う」
その上で、「サッカー選手として、本当に充実して、本当に生き生きとして、心から苦しみ、心から祝福されていると感じられた。ヨーロッパで、アメリカで、そして日本でプレーできて、本当に充実していたよ」ともコメント。32歳での現役引退は正しい選択だったと感じているようだ。


