アトレティコ・マドリーは今夏、バルセロナのDFジョルディ・アルバ獲得を目指しているようだ。『ムンド・デポルティーボ』のフェラン・マルチネス記者が伝えた。
アルバは2012年にバルセロナへと加入後、チャンピオンズリーグ制覇やリーグ優勝6回、コパ・デル・レイで5度の優勝など数々のタイトル獲得に貢献。すでにチームのレジェンドと言ってもいいほどの存在となった。ただ、今季は左サイドバックの若手DFアレハンドロ・バルデの台頭もあり、チャビ監督の下で出場機会が減少。今後、プレー面においてさらに存在感を薄めていくことが懸念されている。
本人としてはカンプ・ノウに残ることを希望し、役員会や監督もまだ何らかの形で貢献できると考え優先度の高い放出対象とはなっていないが、契約が2024年に満了する中、今夏に約3800万ユーロの給与を払わなければならない状況に。そのため財政面やパリ・サンジェルマンのリオネル・メッシを呼び戻す場合、彼に減給の再契約を提案するか、今夏に放出するかのどちらかになるだろうと伝えている。
そんな中、放出する場合の獲得候補としてあがっているのがアトレティコだ。アトレティコはディエゴ・シメオネ監督にとってアルバが重要な存在になると関心を強めており、獲得のためにヤニック・カラスコを差し出す方法もあるとしている。アル・ヒラルも獲得に乗り出しているとされるが、このトレードのような形を取ることが両クラブにとってメリットになるのではと伝えており、アルバの動向が注目されている。
