ユヴェントスFWゴンサロ・イグアインについて、LAギャラクシーのアルゼンチン人指揮官ギジェルモ・バロス・スケロット氏が「彼はMLSに来ないだろう。おそらくリーベルに戻るはずだ」との見解を示している。
現役時代はボカ・ジュニオルスで長らく活躍し、当時はリーベルにいたイグアインとも戦ったスケロット氏。イグアインにはMLS行きの話があるとも伝えられていたが、現在LAで指揮するアルゼンチンのレジェンドは『ガゼッタ・デッロ・スポルト』に対してMLS挑戦は「選択肢にないはず」と口にした。
「ゴンサロはまだユヴェントスでプレーすることだって可能だろう。ただ、もしトリノから去る道を選択するのであれば、彼にとっては一大決心だ。おそらく他の道は選ばず、古巣リーベルに戻ることになると思う」
バロス・スケロット氏は現在ユヴェントスに在籍しているロドリゴ・ベンタンクールをボカ時代に指導したことがある。ウルグアイ代表の教え子については「彼はフィジカルが良くて、なかなか故障しない選手だった。監督にとっては本当に頼りになる存在だったよ。ただ、彼はプレーメーカーではないと私は今でも思っている。おそらく右ウイングが適正ポジションだろうね」と語っている。
「彼は本来、もっと攻撃のセンスがあるプレーヤーだと私は見ていた。あと、彼はメンタル面でも優れた資質を持っているんだ。なぜなら、ボン・ボネーラ(ボカのホームスタジアム)で育った人たちは特殊なプレッシャーに慣れているからね」
なお、イグアインの実兄フェデリコはMLSのDCユナイテッドでプレーしていることから、弟ゴンサロもアメリカへ渡るのではないかと一部メディアで報じられていた。だがイグアインの母親がアルゼンチンで闘病生活を続けていることもあり、本人がブエノスアイレスへの帰還を熱望しているという。
同胞の先輩バロス・スケロット氏が語るとおり、イグアインは2021年まで残しているユヴェントスとの契約満了を待たずして今季終了後、祖国へ戻ることになるかもしれない。
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