バルセロナを率いるルイス・エンリケ監督が、出場機会の減るMFアンドレス・イニエスタの状況について語っている。
今季バルセロナで出場機会を激減させているイニエスタ。リーガエスパニョーラ第29節終了時点で出場時間数はチーム内で下から3番目、中盤の選手としてはワーストの数字を残している。
リーガ第30節セビージャ戦（3-0）ではフル出場を果たしたイニエスタだが、L・エンリケ監督は試合後の会見で同選手に関して以下のように話した。
「セビージャとの試合では、全選手が際立った活躍を見せた。だがアンドレスのプレーを見るのは、マーベラスだよ。彼はまるで対峙する相手がどこに来るのか、すべてを頭の中に入れているようだ」
「彼はフットボール界のアーティストだ。天才だよ。フットボールという粗野なスポーツを、画家の才気ある作品に変えてしまう。そして、模範となる人間でもある。悪態をつくような真似は決してせず、悪口すら聞いたことがない」
指揮官はイニエスタの32歳という年齢を考慮している。
「我々はアンドレスのコンディションを最大限に気遣うつもりだ。彼が試合に出たがっているのは知っている。彼自身に相談されたからね。けれども、彼にはバルサというクラブで年齢を重ねる意味を感じてほしい」