kyoto machida(C)Getty images

ニ度目のPKを決めたのは原大智!京都、後半AT劇的同点弾で町田との優勝争い直接対決をドローに持ち込む

明治安田J1リーグは23日に第31節が行われ、京都サンガFCとFC町田ゼルビアが対戦した。

前節終了時点で勝ち点55の2位・京都と、同51で5位・町田。優勝を争う両チームがサンガスタジアム by KYOCERAで直接対決を迎えた。直近2試合勝利なしの京都では、エースのラファエル・エリアスや原大智らが、3試合勝利なしの町田では相馬勇紀や望月ヘンリー海輝らがスタメンに入っている。

序盤は町田が積極的に仕掛けていき、5分には藤尾翔太が強烈な枠内シュートを放つ。一方の京都も10分前後からボールを握りはじめ、ボックス内へボールを入れる回数を増やしていく。

すると16分、町田が先制に成功。得意のロングスローから中山雄太が鋭いボレーシュートを放つと、これはポストに直撃したものの、跳ね返りを岡村大八が押し込んだ。アウェイチームが大きなリードを奪うことに成功する。

追いかける京都は25分、ラファエル・エリアスがボックス際で反転から強烈なシュートを放つ。さらに27分にも中野瑠馬がミドルシュートを狙ったが、いずれもGK谷晃生に阻まれた。その後もボールを握って攻めに出るホームチームだが、町田の堅守を崩すまでには至らず。前半は1点ビハインドで折り返した。

後半序盤は追いかける京都が積極的に仕掛け、52分には須貝英大が際どいシュートを放った。一方で守る町田だったが、59分にアクシデント。相手との接触で岡村大八が膝を痛め、そのままピッチを後に。担架で運ばれ、下田北斗との交代を余儀なくされた。

それでも京都は72分、ボックス内でのファールがあったとして、VARオンフィールドレビューの結果PKを獲得。しかし、ラファエル・エリアスのキックはGK谷晃生がストップした。ホームチームは同点に追いつく絶好のチャンスを逃す。

終盤は京都がゴールを目指して猛攻を仕掛けるが、町田も集中した守備で決定機を許さない。それでも90分、再びボックス内でのファールでPKを獲得。これを原大智が豪快に叩き込んだ。2度目のPKは確実に活かし、試合はこのまま終了。優勝争い直接対決は1-1のドロー決着に終わった。

この結果、京都は1ポイントを獲得して勝ち点56の3位に。町田は同52で5位となった。

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