2020-10-30-kubo(C)Getty Images

久保建英、久々に右サイドで出場も相変わらず存在感希薄…57分に1枚目の交代カードでピッチから下がる

3日のヨーロッパリーグ(EL)・グループI第5節、ビジャレアルはアウェーでのスイヴァススポル戦を1-0で制した。MF久保建英は公式戦2試合ぶり、EL5試合連続のスタメン出場を果たし、57分にピッチから下がっている。

公式戦ここ3試合連続で1-1ドローと、序盤の勢いに陰りが見え始めているビジャレアル。グループ突破をかけたこの一戦で、エメリ監督は4-3-3のシステムを使用し、チュクウェゼを左ウィング、そして久保を右に配している。

監督も感染した新型コロナウイルスと負傷の影響で15選手しか起用できないスイヴァススポルを相手に、ビジャレアルは立ち上がりからボールを保持して試合を進める。だが相手の守備網を破るような崩しはなく、ゴールを奪うまでには至らない。前半に最も惜しかった場面は、19分にコクランが放ったヘディングシュートで、これは左ポストに直撃している。久保は久しぶりに得意なはずの右サイドでプレーするも相変わらず存在感が希薄で、時折並外れたボールタッチやドリブルを披露したものの、チームの攻撃に大きな影響を与えるわけではなかった。

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後半も状況は変わらず。久保は一度、右サイドでスイヴァススポルのDF一枚を突破する場面があったが、カバーに戻った選手にボールを取られた。エメリ監督は57分に最初の交代カードを切り、Bチーム所属ながらトップで好調の18歳ジェレミを投入。代わりにベンチに下がった選手は……、久保だった。現地スペインでこの試合を放送する『モビスタール・プルス』で、解説のアクセル・トーレス氏は久保の存在感やプレーが「わずかだった」と話し、また『アス』紙電子版のライブテキストでも「久保は“彼の大会”でほぼ活躍せず」と記している。

エメリ監督はさらに67分、コクランとバエナの代わりにパレホとマヌ・トリゲロスを入れて中盤のゲームメイク力を引き上げる。すると74分、マヌ・トリゲロスの浮き球のパスからジャウメ・コスタが左サイドを突破し(まるでメッシとジョルディ・アルバの連係プレーだった)、折り返されたボールをチュクウェゼが押し込んでゴール。ビジャレアルが先制に成功した。

ビジャレアルはその後、スイヴァススポルの反撃をしっかりと抑え込み、1点リードのまま試合を終えている。なおグループIのもう一試合、カラバフ対マッカビ・テルアビブは1-1のドローで終了。この結果同グループの順位は、1位ビジャレアル(勝ち点13、2位マッカビ・テルアビブ(勝ち点8)、3位スイヴァススポル(勝ち点6)、4位カラバフ(勝ち点1)となり、ビジャレアルは首位でのグループ突破を決めている。

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