マジョルカは7日のラ・リーガ第35節、本拠地ソン・モッシュでのグラナダ戦を2-6で落とした。MF久保建英は2試合ぶりの先発出場で、85分までプレーしている。
残留を争う直接的なライバル、グラナダをホームに迎えたマジョルカ。アギーレ監督はこの重要な一戦で4-3-3のシステムを使用し、久保を右ウィングの位置に配している。
この試合初の決定機は久保が迎えた。3分、左サイドに流れてドリブルを仕掛けた日本人MFは、ボールが相手DFに当たり跳ね返った運もあってペナルティーエリア内に侵入。だがシュートはGKマキシミリアーノにセーブされている。そしてその3分後、マジョルカはセットプレーの混戦からルイス・スアレスのシュートを許して、1-0とするはずが0-1とされてしまった。
ビハインドを負ったマジョルカだったが、27分に久保も絡んだ展開からスコアをタイに戻す。中盤でボールを奪取したマフェオのスルーパスから右サイドを突破した久保がそのまま右足でクロス。これを受けたムリキのポストプレーから、サルバ・セビージャが豪快なミドルシュートを叩き込んだ。試合は1-1のまま折り返す。
迎えた後半、マジョルカは46分にグラナダに勝ち越されてしまう。自陣でのボールロストからアントニオ・プエルタスと流麗な連係を見せたエスクデロにネットを揺らされた。マジョルカは53分、イ・ガンインも投入して反撃に転じようと試みたものの、その3分後には久保の不用意な反転からのボールロストをきっかけにA・プエルタスにリードを広げられている。
苦しいマジョルカは57分、マフェオのクロスからライージョがヘディングシュートを決めて1点差に詰め寄るが、もうグラナダの勢いは止められない。69分、三度自陣でボールを奪われてホルヘ・モリーナにグラウンダーのミドルを決められると、78分にはライージョのミスからウズニのゴールも許して2-5とされた。
アギーレ監督は85分、存在感を失っていた久保との交代でジャウメ・コスタを投入。一矢を報いようと試みたが、91分には再び自陣でボールを奪われてJ・モリーナにこの試合2点目を許し、大量6失点で試合を終えることになった。。グラナダは勝ち点を34として降格圏を脱して16位まで浮上。連敗のマジョルカは勝ち点32のままで17位に位置しており、同日にエルチェ戦に臨む同勝ち点カディスに抜かれて、降格圏18位に順位を落とす可能性がある。
