20240125 Jurgen Klinsmann(C)Getty Images

「日本を避ける意図はまったくなかった」韓国代表指揮官クリンスマンがグループ首位通過を目指していたと主張

韓国代表のユルゲン・クリンスマン監督は、ドローに終わったマレーシア代表戦後にコメントし、その中でグループ2位通過を計画していなかったことを強調した。

25日に行われたアジアカップ2023グループE最終節で韓国はマレーシアと対戦。21分にチョン・ウヨンのゴールで先制した韓国だが、後半に立て続けに失点して逆転を許す。それでも、83分にオウンゴールから同点とすると、後半アディショナルタイムにはソン・フンミンがPKを沈めて再逆転に成功。しかし、105分にマレーシアに同点弾を叩き込まれて3-3のドローで終わった。

この結果、韓国はヨルダンに勝利したバーレーンに次いでグループ2位でラウンド16に進出。首位で通過していれば日本との対戦となっていたが、日韓戦の実現は決勝まで持ち越されることになった。

試合後、クリンスマン監督はマレーシア戦の結果を「屈辱的」と表現し、試合については「両チーム合わせて6ゴールが生まれたとてもエキサイティングな試合だった。私の中にはかなりの怒りと失望がある。PKは不運で、失点の直前にはファン・インボムへの反則もあった」と話し、以下に続けた。

「85対15とポゼッションで圧倒し、たくさんのチャンスを作った。しかし、追加点を取れなければ、問題が起きるものだ。今日の試合から私は多くのことを学んだ。相手のカウンターを止める上での失敗について我々は真剣な話し合いをしなければならない。しかし、グループステージは終わり、決勝トーナメントが始まる。これから良い試合をしていきたい」

また、ラウンド16で日本との対戦を避けるために2位通過を狙ったかについて問われたクリンスマン監督はそのことを否定している。

「そのような計画はまったくなかった。日本を避ける意図はなかった。今日の試合前に我々はミーティングを行い、グループ首位通過や良いパフォーマンスでの勝利について話をした。選手たちはとても良いパフォーマンスを見せ、たくさんのチャンスを作った。選手たちはピッチ上でベストを尽くした。今日の目標は勝利とグループ首位通過だった」

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